2021年12月刊行予定の書籍

2021年12月に刊行を予定している書籍についてお知らせします。

※記載されている情報は予告なく変更される場合があります、予めご了承ください。

 

『韓国経済史―先史・古代から併合まで』
著者:李榮薫
訳者:須川英徳・加藤裕人・大沼巧
東アジア史の大きな潮流を捉え、朝鮮半島における原初共同体から小農社会成立以降までを実証的に論じた、歴史認識を覆す経済通史。
A5判上製664頁、本体7000円

 

『インド ムガル皇帝の肖像―ムガル細密画の光り輝く世界』
著者:宮原辰夫(文教大学教授)
皇帝の回想記や欧州の旅行家・宣教師たちの旅行記を通して細密画を検証し、16~17世紀のムガル皇帝とその一族の栄枯盛衰を描く。
A5判並製、240頁、本体3500円

 

『十八世紀スイス文学とシュトゥルム・ウント・ドラング―源流としての美学的共和主義』
著者:今村武(東京理科大学教養教育研究院教授)
疾風怒濤の潮流が先行していたスイス18世紀文壇の詳細を振り返り、スイスとドイツの文学的・美学的な影響関係を明らかにする。
A5判上製、300頁、本体4000円

 

『学校づくりの概念・思想・戦略―教育における直接責任性原理の探究』
著者:石井拓児(名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授)
戦後から現在に至る日本の学校教育活動をめぐる学校づくり概念・実践と法制度の展開を検討し、教育の自主性の内実と意義を論じる。
A5判上製、300頁、本体4000円

『インド・剥き出しの世界』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』3523号/2021年12月11日号に、田中雅一、石井美保、山本達也 編『インド・剥き出しの世界』の書評が掲載されました。評者は小牧幸代先生(高崎経済大学)です。「痛みを共有することで調査者と被調査者のあいだに「愛」が育まれた。そして、暴力に、ささやかにではあれ抵抗するために本書は編まれた。」

『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』の書評が『教育哲学研究』に掲載されました

『教育哲学研究』第124号(教育哲学会編/2021年11月)に、ヘレン・M・ガンター著/末松祐基、生澤繁樹、橋本憲幸訳『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』の書評が掲載されました。評者は石神真悠子先生(法政大学)です。「教育経営が抱えるアクチュアルな課題の内実は、教育の本質を問うものであることに気づく。教育の現状分析に思想を用い、教育行政と思想研究を架橋した本書は、領域を横断することで得られる示唆が大きい」