日本教育学会編『教育学研究』第91巻第2号(2024年6月)に、ディートリッヒ・ベンナー著/牛田伸一訳『一般科学教授学綱要―教員養成・授業・研究のための基礎と方向づけ』が図書紹介として掲載されました。評者は鈴木篤先生(九州大学)です。「今日においても変わらず日本語の読者にとって重要な依拠先であり続けている」
日本教育学会編『教育学研究』第91巻第2号(2024年6月)に、石井拓児著『学校づくりの概念・思想・戦略―教育における直接責任性原理の探究』が図書紹介として掲載されました。評者は三浦智子先生(兵庫教育大学)です。「「学校づくり」概念に関して、これが戦後の教育実践や教育政策の実施過程において形成されてきた歴史的経緯を明らかにする作業を通して、その「戦略的」意義、すなわち、学校教育をめぐる今日的課題に対する概念それ自体の有用性について論じている」
『ローカル・フードシステムと都市農地の保全―庭先直売、移動販売、産消提携の立地と生産緑地』(佐藤忠恭 著)の書評が『農業・農協問題研究』(第84号/2024年7月)に掲載されました。評者は市田知子先生(明治大学)です。「都市農家の庭先販売や直売所での販売は輸送の時間や費用の削減につながり、環境負荷も減らすことができ(…)生産者と近隣住民の交流にもつながるなど、様々な利点が思い浮かぶ。本書はこのような都市農業への期待について、豊富な事例をもとに示唆を与える」
『ローカル・フードシステムと都市農地の保全―庭先直売、移動販売、産消提携の立地と生産緑地』(佐藤忠恭 著)の書評が『農業経営研究』(62巻2号/2024年7月)に掲載されました。評者は山田崇裕先生(東京農業大学)です。「新時代を迎えた日本の都市農業において,農地の保全方策の検討や保全計画の策定にかかわる農業経営体の経営者,行政・農業団体等の関係者,研究者にとって示唆に富む」
美学会編『美学』第264号(2024年7月)に、上山典子著『「新ドイツ派」の成立―リストと彼の仲間たちによる進歩的音楽集団』の書評が掲載されました。評者は長野順子先生(大阪芸術大学)です。「複雑な様相を見せる「新ドイツ派」の成立と変遷を考察した本書は、広範な資料を丹念に読み解きながら当時の音楽家、音楽史家、批評家たちの錯綜した相関関係を解きほぐし、時代の一局面を活写した」
『戯作者の命脈―坂口安吾の文学精神』(大原祐治 著)、『留学のための異文化トレーニング―知る、共に学ぶ、実践する』(勝又恵理子 著)の電子書籍を配信開始しました。電子書籍は Amazon Kindle、楽天Kobo、Google Play などの電子書店でお求めになれます。
美学会編『美学』第264号(2024年7月)に、田辺清著『レオナルド・ダ・ヴィンチの源泉―様式・文学・人物表現』の書評が掲載されました。評者は池上英洋先生(東京造形大学)です。「「レオナルドへの/レオナルドからの」という二方向の源泉の流れの指摘に加え、それが素描や絵画における主題と技法という異なるレイヤーとの繋がりの可能性までを視野に入れている」
2024年6月8-9日に開催された日本比較文学会第86回全国大会にて、大場健司氏および著書『1960s 失踪するアメリカ―安部公房とポール・オースターの比較文学的批評』が、第29回日本比較文学会賞を受賞されました!
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