インクルーシブ教育のかたち

都道府県ごとの特別支援教育の違いから

  • 柴垣登(著)/2022年9月発売予定
  • 3600円(本体)/A5判並製272頁
  • 装丁:長田年伸

特別支援教育での包摂/排除や統合/分離という二分法的な議論にとどまらない、その実現可能な工夫のしどころをはかる
体制整備のジレンマを解く――
日本の特別支援教育の現状を、制度・政策の動向、地域ごとのその対象率などをもとに、通常教育との関連から詳らかに分析。当事者である障害のある子どもとその保護者の意向や選択・決定権を尊重しつつ、どのように教育機会の格差を是正し実際に保障すべきかを検討することで、特別支援学校・学級といった学びの場を個別に設けるのみでない、障害者と非障害者を分断しない多様な学びの方途を示す。◇立岩真也氏による解題「せめて止まらないために、調べる、引き継ぐ」を収録。
(ISBN 9784861108211)

目次|contents

序章 インクルーシブ教育の意義
第1章 就学先決定の仕組みから見た日本的インクルーシブ教育の特質と課題
第2章 財政面から見た日本的インクルーシブ教育の特質と課題
第3章 小中学校の特別支援教育体制整備における都道府県間の差異の状況と要因
第4章 特別支援学校費の都道府県間の差異の状況と要因
第5章 特別支援教育対象率の都道府県間の差異の状況と要因
第6章 インクルーシブ教育実現のための方策
終章 誰のためのインクルーシブ教育か
あとがき
解題 せめて止まらないために、調べる、引き継ぐ(立岩真也)
文献一覧
索引

著者|author

柴垣登(しばがき・のぼる)
岩手大学教育学部教授。公立中学校、公立特別支援学校教員、教育委員会勤務等を経て、2019年4月より現職。京都教育大学大学院教育学研究科修了・教育学修士、立命館大学大学院総合先端学術研究科一貫制博士課程修了・博士(学術)。専門は特別支援教育、インクルーシブ教育。主な著書・論文に『公教育経営の展開』(分担執筆、東京書籍、2011年)、「財政面から見た日本的インクルーシブ教育システムについての考察」(『Core Ethics』Vol. 15、2019年)、「戦後の小学校内肢体不自由特殊学級の意義について I 」(『岩手大学教育学部研究年報』第81巻、2022年)など。

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