絲みち

  • 吉住小三代(著)/2017年10月
  • 1852円(本体)/四六判上製208頁
  • 装丁:中島衣美

能の梅若家に生まれ、長唄の吉住家に嫁ぐ――
「長唄では自分も主役になれる」。三味線を自立の糧とし、演奏家として、またNPO活動など普及活動の担い手として活躍する一人の女性が語る、古典芸能の世界とそこに生きる女性たち。
巻頭対談「伝統と生きる――女性の歩む道」(坂東眞理子×吉住小三代)、長唄研精会の名曲をめぐる対談(解説・聞き手 細谷朋子)を収録。
(ISBN 9784861105623)

目次|contents

まえがき
伝統と生きる――女性の歩む道(対談 坂東眞理子×吉住小三代)
一 能の家に生まれて
二 植え替えられるように
三 芸と継承
四 女性とご奉仕
私の好きな長唄研精会の曲(解説・聞き手 細谷朋子)
能大夫のお家から長唄のお家元に嫁がれた才媛(山本東次郎)
あとがき

著者|author

吉住小三代(よしずみ・こさよ)
1940年、能の梅若家に出生。名人55世梅若六郎を父とする。20歳で長唄・吉住家の嫡子に嫁し、三味線の演奏家として活動する傍ら、NPO法人「三味線音楽普及の会」を立ち上げ理事長を務めるなど、古典芸能の普及活動にも力をそそぐ。女性ボランティア団体である国際ソロプチミストでも精力的に活動。2012年から2014年には東リジョンガバナーを務める。

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