おばあちゃん! 世界遺産を行く

おばあちゃん! 世界遺産を行く

  • 外川洋子/2010年11月
  • 1500円(本体)/四六判並製・186頁
  • 装丁:矢萩多聞

年齢のことを考えている暇はない! 学校時代にならったことは本当なのか?
イラン、イスラエル、ブータン、ラオス、元気なおばあちゃんの旅はつづく。
聞いてびっくり! 見てびっくり! 知ってびっくり! 楽しかった旅のあれこれ。
(ISBN 9784861102493)

目次|indexs

第一章 世界遺産を旅する
イスラエル/ ラオス/イラン/  ブータン
第二章 目からうろこの世界遺産
西部開拓のアメリカ
広場と道
地球の歴史を知る
飛行機の形をした首都
第三章 古事記の迷路に迷い込む
ヘロデ王の菊の紋
民族離散、エルサレムの陥落
ユダヤの秘宝が日本へ
私の中の古事記
第四章 マークシート方式
順調な初回の検定
無謀な挑戦
ヒンドゥー教寺院に仏像とは
庭が荒廃
第五章 戦争中の思い出
三歩下がって師の影を踏まず
刷り込まれた大戦中の教育
激戦地と世界遺産
防空壕に焼夷弾直撃
第六章 彩りそえる物語
シバの女王伝説とゼノビアの物語
木馬がサナアへ飛んでいった
残虐な王として有名だった
第七章 それぞれの国の事情
惜しまれて登録削除
危機遺産と危機を脱した遺産
世界遺産が一件もない国 ミャンマー
条約誕生のきっかけ

著者|author

外川洋子(とがわようこ)
新潟県長岡市生まれ。華道家元池坊にて50年席を暖めている。かつて男児2人を連れ、興味ある史跡をよく訪ねた。その影響か、家族みな民族学や世界遺産等に興味を持っている。著書に『おばさん! 辺境を行く』(春風社2007)がある。

 

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失われたパリを求めて―マルセル・プルーストが生きた街

失われたパリを求めて

マルセル・プルーストが生きた街

  • アンリ・ラクシモヴ(著)/吉川佳英子,岩野卓司(訳)/2010年9月
  • 2000円(本体)/四六判・並製・246頁
  • 装丁:矢萩多聞

華やかであやうい、プルーストのパリに遊ぶ。20世紀の傑作『失われた時を求めて』の醍醐味を、舞台となった街の魅力と絡めながら紹介。近代の文化や風俗と現代の空気をみごとに融合し、人を惹きつけてやまないパリの魔力をプルーストの眼で解き明かす。
(ISBN 9784861102363)
日本図書館協会選定図書

目次│table des matières


オートゥイユ、パッシー
モンソー平原
シャン=ゼリゼ
フォーブール=サン=トノレ
グラン・ブルヴァール
結論
訳者あとがき

訳者│traducteurs

吉川佳英子(よしかわ・かえこ)

パリ第三大学文学科博士課程修了。博士(文学)。現在,京都造形芸術大学芸術学部准教授。専攻:フランス文学,フェミニズム文学,ジェンダー理論。
著書等:Les Cambremer dans A la recherche du temps perdu, Sogensya, 1998。「プルーストとオペレッタ―プルーストは大衆芸術をどう見ていたのか―」『現代文学』,2010年。「性差と種の違いを越えて―プルーストとコレット―」『女性空間』,2011年など。

岩野卓司(いわの・たくじ)
パリ第四大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。現在、明治大学法学部教授。専攻:思想史。
著書等:『ジョルジュ・バタイユ 神秘経験をめぐる思想の限界と新たな可能性』水声社,2010年。共編著『語りのポリティクス』彩流社,2008年。共訳『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』(ジャック・デリダ著),岩波書店,2006年など。

 

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変容する冷戦後の世界―ヨーロッパのリベラル・デモクラシー

変容する冷戦後の世界

ヨーロッパのリベラル・デモクラシー

  • 永松雄彦・萬田悦生(編)/2010年7月
  • 2381円(本体)/四六判・上製・248頁
  • 装丁:矢萩多聞

「自由」と「民主主義」はどこまで可能なのか。自由主義対社会主義という二項対立の消滅後,さまざまな原理主義や民族主義の台頭により新たな試練を受ける議会制民主主義の諸相をさぐる。
(ISBN 9784861102240)

目次|indexs

第1部 旧西側諸国の諸相
第1章 リベラル・デモクラシーの歴史的自己認識―F・フクヤマ『歴史の終わりと最後の人間』の歴史哲学が孕む困難[早瀬明]
第2章 イギリスの政党政治とリベラル・デモクラシー[萬田悦生]
第3章 黒・黄・緑(ジャマイカ)連立政権樹立への道[大橋成光]
第4章 スペイン民族主義と周辺民族主義[新田増]
第5章 フランスの現代 1981年―1995年―ミッテランとシラクの時代[永松雄彦]
第2部 旧東側諸国の諸相
第6章 ロシアにおけるデモクラシーの現実と可能性[河原地英武]
第7章 チェコ=ドイツ未来基金設立の背景と現状―民主化がもたらした歴史認識の問題を中心に[矢田部順二]
第8章 冷戦終結後のバルト諸国―民主主義体制への「復帰」[大中真]
第9章 冷戦終結後のルーマニアにおける民主主義の進展[中島崇文]

編者|editors

永松雄彦(ながまつ・たけひこ)
1943年生まれ。京都外国語大学教授。
主要研究業績
「ルーマニアにおける国民国家の成立とナショナリズム(1)-(4)」京都外国語大学国際問題研究会編『PROBLEMATA MUNDI』(3-6号,1994-1997年)所収
『リベラル・デモクラシーの政治文化―政治社会の理念と現実』(共著,2004年,ナカニシヤ出版)
萬田悦生(まんだ・えつお)
1940年生まれ。京都外国語大学教授。
主要研究業績
『現代政治の展望』(編著,1996年,ナカニシヤ出版)
『リベラル・デモクラシーの政治文化―政治社会の理念と現実』(編著,2004年,ナカニシヤ出版)
『文明社会の政治原理―F・A・ハイエクの政治思想』(2008年,慶應義塾大学出版会)

 

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党人 河野一郎―最後の十年

党人 河野一郎

最後の十年

  • 河野洋平(監修)/小枝義人(著)/2010年5月
  • 1714円(本体)/四六判・上製・396頁
  • 装丁:矢萩多聞

希代の豪腕政治家の波乱に満ちた晩年と魅力あふれる言動。関係者へのインタビュー、秘蔵資料からその足跡を丹念に追う。息子・河野洋平氏が監修。
(ISBN 9784861102127)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

監修の言葉[河野洋平]
プロローグ 空白の十年
日ソ国交回復への道のり
春秋会
首都高を走る
大映 宴のあと
東京砂漠を救う
東京オリンピックと一郎
京都国際会館物語
つくば学園都市
池田退陣、そして一郎の死
エピローグ 時代

監修者│supervisor

河野洋平(こうの・ようへい)
1937年生まれ。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
丸紅飯田株式会社勤務、株式会社ニチリョウ取締役を経て、一九六七年一月、衆議院議員初当選、以来一四期連続当選。
1976年、自民党離党・新自由クラブ結成同代表を務める。
1986年自民党に復党し、国務大臣内閣官房長官、自民党総裁、内閣副総理、外務大臣などを歴任。
2003年11月より衆議院議長。
2009年7月21日、衆議院解散詔書を読み上げるとともに議長の任と議員生活を終える。
著書に、『自民党改造案』(読売新聞社)、『自由社会は沈まず』(太陽)、『決断 河野父子の生体肝移植』(朝日新聞社)、など。

著者│author

小枝義人(こえだ・よしと)
1954年、愛知県生まれ。
千葉科学大学薬学部教授。
早稲田大学法学部卒業後、ラジオ関東、栃木新聞社勤務。
拓殖大学政経学部客員教授などを経て二〇〇四年四月より現職。
青山学院大学講師も兼任。
著書に、『政権の誕生と崩壊』(ジュピター出版)、『永田町床屋政談』(新潮社)、『解析・日本の政治』(共著、樹光堂)、『伊藤昌哉 政論』(春風社)など。

 

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釈譜詳節(上)

釈譜詳節

  • 朝鮮世祖(纂述)/河瀬幸夫(訳)/2010年4月
  • 6500円(本体)/A5判・上製・472頁

韓国文学史上最高傑作とされる『釈譜詳節』は、一五世紀に発明されたばかりのハングルで記された韓国独自の釈迦伝である。全巻が残されておらず、同時期に著された『月印千江之曲』『月印釈譜』をも訳し、その全体像に迫る。(以後、続刊)
(ISBN 9784861102097)

上巻解題より

『釈譜詳節』『月印千江之曲』『月印釈譜』の三書に記録された仏教世界は単に一五世紀の朝鮮半島における仏教理解ということに限定されるものではなく、三国時代から高麗時代を経て朝鮮時代に伝えられた仏教の朝鮮半島における理解の全体像を総合的に示すものであり、その大部分は、一五世紀の東アジア全域に共通する仏教理解であった可能性が高い。それを一二世紀の『今昔物語集』などと読み合わせることで、東アジアにおける仏教理解の共通性と多様性を知ることができるようになるのではないかと考えられる。以上の事柄を確認する意味においても、この三書は一連のものとして通読できるような形にすることが必要であろうと考えたのである。

国内メディアによる取材記事

朝日新聞」(2010年4月21日)
週刊読書人」(2011年11月19日)

韓国メディアによる取材記事

世界日報」(日本語訳
メディアブッダ」(日本語訳

目次│indexs

月印釈譜 第一/世宗御製訓民正音/八相図/釈譜詳節序/御製月印釈譜序/牌記/月印千江之曲 第一 釈譜詳節 第一/月印釈譜 第二/月印千江之曲 第二 釈譜詳節 第二/釈譜詳節 第三/釈譜詳節 第三/月印千江之曲 上(其三十~其六十六)/月印釈譜 第四/月印千江之曲 第四 釈譜詳節 第四/月印千江之曲 第五/月印千江之曲 上(其九十四~其一百三十七)/釈譜詳節 第六/釈譜詳節 第六/月印千江之曲 上(其一百三十八~其一百七十五)/月印釈譜 第七/月印千江之曲 第七 釈譜詳節 第七/月印釈譜 第八/月印千江之曲 第八 釈譜詳節 第八/釈譜詳節 第九・月印釈譜 第九/釈譜詳節 第九/月印千江之曲 第九 釈譜詳節 第九/月印釈譜 第十/月印千江之曲 第十 釈譜詳節 第十/釈譜詳節 第十一/釈譜詳節 第十一

訳者│translator

河瀬幸夫(かわせ・ゆきお)
1945年、東京都大田区に生まれる。早稲田大学第二文学部と文学研究科で日本文学(上代文学)を専攻。1973年、横須賀学院高等学校の国語教員となる。2003年に早期退職し、韓国ソウルの東国大学大学院仏教学科仏教史学科に入学し、2007年に博士課程修了。東国大学では日本における高麗大蔵経の受容の歴史について学び、修士論文では江戸時代の僧忍澂の大蔵経対校に関してまとめる。2007年以降『釈譜詳節』の翻訳に専念。

 

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愛の叙事詩―パルダイヤン物語

愛の叙事詩

パルダイヤン物語

  • ミシェル・ゼヴァコ(著)/鈴木悌男(訳)/2010年4月
  • 2800円(本体)/四六判・並製・670頁

サルトルが熱狂した興奮の冒険活劇小説舞台は16世紀のパリ。史実をおりまぜ、迫真の筆致で「聖バーテルミーの大虐殺」の真相に迫る。あのサルトルが愛してやまなかった興奮の新聞連載小説。読み出したら止まらない!
(ISBN 9784861102233)
日本図書館協会選定図書

訳者│translator

鈴木悌男(すずき・やすお)
1959年東北大学文学研究科修士課程修了。
現代フランス文学専攻。
神戸松蔭女子学院大学名誉教授。
訳書に,ジャン・オニミュス『カミュ』などがある。

 

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やわらかな開発と組織学習―ニジェールの現場から

やわらかな開発と組織学習―ニジェールの現場から

  • 関谷雄一/2010年4月
  • 4571円(本体)/A5判・上製・386頁
  • 装丁:矢萩多聞

砂漠の緑化活動を生活改善と融合させることで根づかせた青年海外協力隊。その成功の背景には、文化を異にする日本人とニジェール人の葛藤を超える創発的な戦略形成があった。開発援助のプロセスを組織学習と認知科学の視点から分析し、ボランティア組織のあるべき姿を探求する。
(ISBN 9784861102080)

目次│indexes

第1章 共通の目的意識を求めて
第2章 ボランティア組織の学習過程
第3章 主役と脇役
第4章 カレゴロプロジェクトの過程と障壁
第5章 カレゴロプロジェクトにおける組織学習のプロセス
第6章 認知科学的学習理論による組織学習の分析
第7章 結論

著者│author

関谷雄一(せきや・ゆういち)
1969年 兵庫県に生まれる。
1993年 東京大学教養学部教養学科卒業。
青山学院女子短期大学准教授を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授。学術博士。

主要論文
「第14章 開発のための新たなプログラム」山下晋司・福島真人(編)『現代人類学のプラクシス』有斐閣, pp.221-234, 2005年
「社会開発目標と人類学の視座」『文化人類学研究』第8巻, pp.1-22, 2007 年

 

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Comparative Studies on Economic Education in Asia-Pacific Region

Comparative Studies on Economic Education in Asia-Pacific Region

  • Michio Yamaoka, William B. Walstad, Michael W. Watts, Tadayoshi Asano and Shintaro Abe (eds.)/2010年3月
  • 2000円(本体)/四六判・並製・242頁

スコットランド、アメリカ、ニュージーランド、フィリピン、韓国、台湾、日本の大学における経済教育について論じる。詳細なデータをもとに現状を分析し、今後の展望を考察する。
(ISBN 9784861102073)

目次│indexes

Part 1  Economic Literacy of Undergraduate Students in Asia-Pacific Region: Results of the Test of Understanding in College Economics (TUCE)
I. The U.S. Test of Understanding in College Economics: Revision and Results
II. Recent Results from TEL3 & TUCE: Building on Students’ Prior Knowledge of Economics
III. Comparative Korean Results of TUCE with U.S. and Japan
IV. The Philippine Test of Understanding in College Economics: The UPLB Case

Part 2  Undergraduate Economics Coursework across the World
I. Economics Education within the Education System in Scotland
II. Economics Education in Taiwan
III. Undergraduate Economics in the United States
IV. Teaching Economics in New Zealand: Recent Trends and Issues
V. How Students Acquire Economic Education in the Philippines?  Features, Assessment and Teaching Methods of the UPLB Economics Major Program

編者代表│editor

山岡道男(やまおか・みちお)
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授・研究科長。
1948年、東京都生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。
学術博士(早稲田大学)。専門は、アジア太平洋地域の国際交流論、経済学教育論、ニュージーランド研究。
【主要著書・編著書】『国際関係に関する知の制度化:オーストラリア・ニュージーランド・カナダにおける太平洋問題調査会と国際問題研究所の発足過程』(論創社、2005年)、『Towards the Construction of a New Discipline: International Conference Proceeding on the Re-valuation of the Institute of Pacific Relations(IPR)』(編著、論創社、2005年)、『The Institute of Pacific Relations: Pioneer International Non-Governmental Organization in the Asia-Pacific Region』(編著、早稲田大学アジア太平洋研究センター、1999年)、『「太平洋問題調査会」研究』(龍渓書舎、1997年)など。

 

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狩猟の文化―ドイツ語圏を中心として

狩猟の文化

ドイツ語圏を中心として

  • 野島利彰/2010年3月
  • 3000円(本体)/四六判・上製・428頁
  • 装丁:矢萩多聞

シカ肉、狩猟服、室内装飾、狩猟接待など、日常生活全般に関わる狩猟文化の全貌。狩猟方法、解体処理技術、密猟の実例をはじめ、狩猟学や狩猟文学、信仰との関連を詳述する。動物保護、自然保護の視点から今後のあり方も考察。
(ISBN 9784861102103)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

第一部 過去の狩猟―狩猟史概観
第一章 王侯による狩猟 三つの例
第二章 禁制林と狩猟権
第三章 狩猟員
第二部 現在の狩猟
第一章 ドイツの狩猟制度
第二章 狩猟の対象となる動物
第三章 狩猟の方法 その一
第四章 狩猟の方法 その二
第五章 狩猟風習 その一
第六章 狩猟風習 その二
第七章 狩猟風習 その三
第八章 狩猟家と信仰
第三部 狩猟家と社会
第一章 狩猟と政治
第二章 狩猟の廃止
第三章 動物事故
第四章 狩猟免許の停止―狩猟家と犯罪

著者│author

野島利彰(のじま・としあき)
1942年東京生まれ。
1965年中央大学法学部卒業、1971年同大学院文学研究科ドイツ文学専攻科修士課程修了。
現在、駒澤大学大学総合教育研究部教授。
大学院時代に林学に関心を持ち、1984年ミュンヘン大学林業政策・林業史研究所でドイツ林業史を研究。滞在中、バイエルン州林野局のHans Schraud氏に狩猟について教えを受ける。1999年ウィーン農業大学狩猟研究所で宮廷狩猟を研究。
論文:「ドイツの狩猟」、「ドイツの森林とその利用」、「オーストリア宮廷狩猟」など。

 

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桃源郷とユートピア―陶淵明の文学

桃源郷とユートピア

陶淵明の文学

  • 伊藤直哉/2010年3月
  • 2667円(本体)/四六判・並製・182頁
  • 装丁:矢萩多聞

人間の魂の奥底にある桃源郷とは? 実生活で多くの挫折を味わい、人間の歴史の愚かさを知りぬいた大人の文学をのこした陶淵明。田園詩人、隠逸詩人の汲めども尽きぬ味わいを堪能するための傑作論考。
(ISBN 9784861102189)

目次│indexs

序章  文学とは何か?
第一章 田園美の発見過程
第二章 友への歌の拡大
第三章 神話世界への入り方
第四章 現実政治への発言
第五章 身体観・動画性・変身する言語
第六章 桃源郷とユートピア

著者│author

伊藤直哉(いとう・なおや)
1954年生まれ、福島県出身。
二松学舎大学卒業、同大学院修了。
現在、桜美林大学教授(中国文学)。
著書 『「笑い」としての陶淵明』(五月書房、2001年)など。

 

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