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![]() 小野寺功 2001年6月 ISBN 4921146314 定価 (2800円+税) 四六版上製 316頁 |
ブンブン腕振り回しムズカシイことを論じる小野寺先生。 哲学者然とした風貌。 先生との仕事はいつも楽しい。(内) 河北新報(2001/08/20) 東北の思想性追究
清泉女子大学名誉教授小野寺功さんが、作家宮沢賢治と、哲学者西田幾多郎、思想家鈴木大拙の三人に共通する思想性を中心に書きつづった評論「賢治・幾多郎・大拙――大地の文学」を出版した。 本書は、東北出身の著者のライフワークである、東北の精神風土を反映した「大地の哲学」「大地の神学」に続く作品で、哲学的エッセーと位置づけている。すでに発表してきた文章に、序論として「大地の文学・大地の思想――私の宮沢賢治論」を加え、「大地の詩」「日本的霊性とキリスト教」「現代日本におけるキリスト教の問題」と題し、三部構成でつづっている。 著者は、東北の大地に内在する「聖なるものへのあこがれ」を、賢治の精神風土を通して掘り下げ、賢治の全体像を「大地の文学」ととらえる。そして、鈴木の「日本的霊性」が、西田の「場所的論理と宗教的世界観」に大きな影響を与えていることに注目し、それらの思想の根底には、「大地の文学」がある、と確信し、三人の思考的つながりを展開している。 三人を中心に論じた評論は、同時に、東北の思想性をも論じた内容である。 |
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