心震える音楽に出会いたい!
 ヤスケン、聴きまくりヨガりまくり怒鳴りまくる。感動すれば褒めちぎり、つまらなければ罵倒の嵐。寺島靖国さん、アキコ・グレースさんお墨付き、怒涛の500ページノンストップ超絶激烈音楽エッセイ。痛快です。CDジャケット写真多数収録。最新ジャズカタログとしてもどうぞ。装画はしりあがり寿さん。

言葉のインプロヴィゼーション
まさにコレ!
生き方そのものがジャズだ。

寺島靖国(ジャズ喫茶「メグ」店主)

豊富な聴体験と驚くべき知識。
音が聞こえてくるような
リアルで魅力的な語り口!
生きた音楽ジャズの
エネルギーを感じる。

アキコ・グレース(ジャズ・ピアニスト)

日本図書館協会選定図書



ヤスケンからのメッセージ
 表紙絵は、な、な、なんとしりあがり寿さん!
 内容は『ステレオ』の乱聴日記、いまは亡き『FMfan』『MJ』『オーディオ・アクセサリー』『オーディオ・ベーシック』などに書いた2年分の原稿である。
 むろん「ジャズ」と「オーディオ」が話題の中心だが、「現代曲」の話も時折入ったりする。広く音楽ファンに是非読んでもらいたい! 「超オモシロ本」だからだ。

安原顯(やすはら・けん)
1939年、東京生まれ。早大仏文科中退。『パイディア』『海』『マリ・クレール』『リテレール』などの副編集長、編集長を経て、97年からフリーに。2000年よりオンライン書店bk1「文芸サイト」編集長。また、CS衛星ラジオPCM放送(ミュージックバード)では「ヤスケンのギンギン・ニューディスク」(隔週金曜日。午後8時〜0時。隔週リピート)のDJをつとめる。2003年1月20日逝去。
 

bk1「ヤスケンの編集長日記
スーパーエディター・安原顯のWEB日記。


 

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安原顯


2002年12月

ISBN
4921146608

定価
(2,800円+税)

四六判
512頁



 ヤスケンさん曰く、「8000円のところを2800円で! 原価無視の超お買い得!」

重病の人とは思えない元気!(内)





マリ・クレール

(2003.6月号)

ここ数年の安原顯はオーディオに凝りまくっていた。本書はウン千万も投資する異常な道楽生活とジャズなど音楽の他のしみを、日記とエッセイで紹介する。ヤスケンの日常がじつに面白く、ビビッドに描かれている。この本を作ったのはヤスケンの小説創作学校の卒業生で、しりあがり寿の表紙絵からページごとのデザインまで、愛がこもっている。

 

季刊ジャズ批評No.115
「情報の渦」
(2003.4)
『ハラに染みるぜ!天才ジャズ本/安原顯・著』(春風社)は生前の発売だが、図らずも追悼本のようになってしまった。CDを聴きまくり、コンサートに通いまくり、ウナギを食い、オーディオに熱くなり、書を読みまくり、怒りまくり、笑いまくり、最後の最後までエキサイティングな現役だった怪物ヤスケンの息吹が独特のレイアウトからビンビンに伝わってくる。同じ頃に去ったからというわけではないが、深作欣二を思い起こす人もいるだろう。深作は息子が作業を受け継ぎ映画を完成させるようだが、ヤスケンイズムはどこに継承されていくのだろうか?


日刊ゲンダイ「ブックレビュー」

(2003.1)
「パイディア」「海」「マリ・クレール」「リテレール」と雑誌畑を渡り歩いてきた著者は、スーパーエディターとして、書評関係の本を数多くものしているが、一方で衛星ラジオでディスクジョッキーを務めるなど、音楽好きとしても知られており、本書は「安原顯の乱聴日記」「上野桜木ジャズ日記」に続くジャズ本の第3弾。2000年7月6日から2002年1月31日までの日録と、各誌に掲載した音楽エッセーが収録されている。2段組みも含めて500ページを超える大部。
 ジャズ本とはいっても、そこは著者のこと、話題は音楽に限らない。本のこと、野球のこと、もちろん、お得意の罵詈雑言も。閉店間際に追い出しにかかるCD屋の店員の態度、不況に負けて良書を刊行できない出版界のふがいなさなど、ヤスケン節をふんだんに聞くことができる。著者は、闘病を続けていたが、1月20日に死去。


朝日新聞 「ブックラック」
(2003年1月26日)
 安原顯さんの訃報を知ったとき、間に合わなかった! と思った。実はこのコラム、もう少し早く掲載される予定だったから。肺がんが発見されたのは二年半前。入院せずにひたすら書きつづけ、月産二百枚。十五時間労働で、同時に五、六十種類の仕事をこなしたという。元気だったころ、もしがんを告知されたら、俺なんか世界漫遊の旅に出ちゃうね、と言っていたのに。
 ヤスケンの音楽評は、文字通り「ハラに染みる」かどうかの一点にかかっていた。感動はしないが、興味深い演奏……式のコメントは一切ないから、聴かせる側も緊張する。本や絵は作者の背景を知らないと落ち着かないが、作曲家や演奏家の略歴には関心がないというのも面白い。「ぼくにとっての音楽とは思弁の対象ではなく純粋快楽なのである」という反応に、音楽の特殊事情が垣間見える。ヤスケンのことだから、あちらに行ってもギンギンに読みまくり、聴きまくることだろう。合掌。
青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)


週刊金曜日
(2002年12月20日号)
ジャズについての豊富な知識と「聴体験」。「生き方そのものがジャズ」の著者による、言葉のインプロヴィゼーション。

週刊朝日
(2002年12月27日号)
天才ヤスケン濃密な日々
「宣言」の10日後。『ハラに染みるぜ!天才ジャズ本』の出版を準備していた春風社が、さらに新たに出すと決めた本『乱読すれど乱心せず』に載せようと、各方面から応援メッセージを募った。more


週刊ダイアモンド
(2002年11月23日号)
井狩春男の「これは売れる!」

 肺がんで、余命一カ月。冗談じゃない! 天才ヤスケンが死んでたまるか! 病院などへは入らず、最期まで自宅で仕事をする、とか。わが師の生きざまに、あこがれてしまう。「本がでるのと、オレが死ぬのとどっちがさきか」と、天才ヤスケンは電話の向こうで明るく笑っていた。
 11月に三冊出るが、書名がスバラシイのが、『ハラに染みるぜ!天才ジャズ本』。五〇〇ページは、「ステレオ」の乱聴日記、今は亡き「FMfan」「MJ」「オーディオ・アクセサリー」「オーディオ・ベーシック」などに連載した二年分の原稿で埋まっている。ジャズ、オーディオのほか、現代曲の話も入っているから、音楽好きに愛読される。



(C)春風社 / Shumpusha Publishing