形相主義としてのギリシア思想と空思想にもとづく大乗仏教は、その起源より相互に影響を与え合ってきた。東西思想の出会いを詳細に論じ、西欧形相主義を超克する道筋を示す。

 

インド仏教と西洋近世哲学の両域の研究に大きな足跡を残しながら精進を続けてきた著者の豊かな結実であり、同時に華麗な開花でもある本書の刊行を心から慶びたい。「形相と空」という端的な標題に問題の核心が鮮明に、そして大きくあらわれている。……実践と思索の両輪において精緻に具体的に書き出されるパノラマに接し、あらためて「形相と空」が現代世界における私たち自身の問題として活性化するのを覚えるであろう。

推薦文/哲学者・上田閑照)

   日本図書館協会選定図書



河波昌(かわなみ・あきら)

東洋大学名誉教授。


 

 

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河波昌


2003年4月

ISBN
4921146705

定価
(5600円+税)


A5判上製

412頁


全集刊行中で超ご多忙にもかかわらず、 「河波さんの本なら」と、 上田閑照氏は快く推薦文を引き受けてくださった。その際、木田・竹内対談『待つしかない、か。』をお送りした。
なんと上田先生、竹内氏と同窓なんだそうな。本文写真にひと言、
「お二人ともいい老人ですねえー。……ぼくもだけど」(笑)。(内)




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