西欧の義務教育最前線リポート。授業崩壊から再生(英)、週四日制試行(仏)、学習塾のないドイツの補習授業等を行政の立場から詳述。安易な制度改変へ警鐘を鳴らす!

第一章 イギリスの学校教育

イギリスの教育体系の特色/総合的学習の源流オックスフォードシャーの制度/名門私立パブリック・スクールの威力/学力向上をめざすナショナル・カリキュラムと教育の質/根強い選抜校対無選抜校の対立/授業崩壊の再生に学ぶ/イギリス学校現場の素描/ブレア第二次内閣の教育政策から

第二章 フランスの学校現場

フランス学校暦にみるゆとり/フランス学校教育の基調にあるもの/小学校・コレージュの新学習指導要領を読む/後期中等教育リセの刷新/教育の機会均等への取り組み/フランスの学校現場の素描/バカロレア合格率80パーセントの目標

第三章 ドイツの学校教育

ドイツの教育体系の特色/各州文部大臣会議/複雑で厄介なドイツ地方行政単位/宗教の授業は公立学校も必修/公立初のエリート養成ギムナジウムの誕生/ドイツのユニークな私学教育/ドイツの学校現場/小中学校長・教師は地方議会議員として活躍





下条美智彦(しもじょう・みちひこ)
早稲田大学大学院政治学研究科修了。1992年からヨーロッパ各国の行政制度、教育制度、教育現場などを実証的に研究するため、主要11カ国を回る。著書に『イギリスの行政』『フランスの行政』『ベネルクス三国の行政文化』(いずれも早稲田大学出版会)。現在、国士舘大学客員教授。早稲田大学エクステンション講師。政治学博士。


 

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下条美智彦

2003年4月

ISBN
492114673X

定価
(2000円+税)


四六判
228頁



手書きだけど、原稿用紙の升目にきちんとした文字。一字アキ、小見出しの番号もきちんと通っている。著者校正も早い。しかも、来社されるときに、とびきりおいしいケーキを持ってきてくださる。いい先生!(山)




月刊『地方自治教育研修』
(2003年6月 No.498)

 経済再生は教育からを旗印にサッチャーが教育改革を行ったイギリス。学ぶ知識量を減らしたことで学力が低下し、基礎学校の教育水準向上へと目標を転換させたフランス。16の州に大幅に権限委譲がなされ、文部省は州ごと、教育連邦主義をとっているドイツ。それぞれの教育現場から、制度、理念、学校経営、改革の成果などがレポートされている。ヨーロッパでは、学校長は教育委員会ではなく、親や地域コミュニティに対して責任を負っているといった指摘から多くを学ぶことができる。


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