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画期的絵とき作文の方法!
作文の時間に「書くことがない」という子どもをどう指導するか――。
絵を読みとくことで、書く意欲・テーマを引きだす中国の看図作文指導法を応用し、新展開させた画期的授業の実践法を伝える!
第一章
看図作文授業を支える基礎知識
第一節 国語の授業と動機づけ
第二節 国語の授業における「発見」
第二章
創造的「読み書き」の方法を探る
第一節 認知心理学を
実践に役立てる
第二節 物語モデルを使った
「読み書き」の実践
第三節 オリエンテーションを活用した
新しい意味の発見と創造
第三章
「創造的読み」から看図作文へ
第一節 絵図テキストの活用
第二節 看図の動機づけ効果
第三節 発見の場としての看図
第四章
中国における看図作文の指導
第一節 看図作文が普及している理由
第二節 低学年看図作文指導の
アイディア
第五章
看図作文と情報処理
第一節 絵図理解の情報処理
第二節 ボトムアップと
トップダウンの看図作文
第六章
看図作文の授業実践
第一節 取材と構成の同時指導
第二節 子どもの主体性を
活かした看図作文の授業
第三節 子どもの力を引き出す
看図作文授業
第七章
看図作文の可能性
第一節 韓滉「五牛図」を用いた
自己分析の授業
第二節 高其佩「高崗独立図」を用いた
自己分析の授業
第三節 教師も楽しめる看図作文授業


鹿内信善(しかない・のぶよし)
北海道教育大学教授。著書に『[創造的読み]への手引き』他。
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弊社のホームページを見て「ぜひ貴社から出版させていただきたい」というメールをくださった鹿内先生。「看図作文?」「カンズと読むんだろうなあ?」「カントと読むんだったらおかしいな、ハハハ」なんていう会話が社内で飛び交うくらい、日本では知られていない教育法ですが、中国ではとても盛んだそうです。
実践例で紹介されている先生方の指導力、生徒たちの発想力にはびっくり。作文指導に悩む先生方、絶対役に立ちますよ。
表紙写真は橋本照嵩さん。 (武家)


月刊 国語教育
(2004年3月号)
読者の皆さんは「看図作文」という作文指導法を御存知だろうか。「看図作文」という字が示す通り、「絵図を見て作文を書く」という学習システムのことである。中国では、公教育のカリキュラムに位置づけられているほど一般的な指導法であると言う。日本には本書の著者鹿内信善先生が初めて紹介した。
発想自体はいたってシンプルである。学級で共通の絵を見る。その絵を使って「物語」を創作する。それを作文化する。それだけのことである。しかし、その効果は大きい。
効果の第一は、生徒達が解決したくなるような問題点を内包した絵図を教材化することで、生徒の意欲を大きく喚起する点である。また第二は、指導過程自体が、「情報処理」「問題解決」「自己分析」等、様々な認識の過程として機能している点である。生徒は自分でも気づかぬうちに、様々な思考を繰り広げることになる。その意味で、国語の授業はもちろん、学活、道徳、教育相談など、様々な教育場面に活用することのできる、画期的な作文システムとなっている。
一般に、作文学習において生徒達が抵抗を抱く理由は、第一に「書くことがない」、第二に「書き方がわからない」であろう。しかし、本書で提案されている「看図作文」の授業は、この二つの抵抗を見事に同時解決している。生徒達に「えーっ、また作文書くの〜!」と言わせないために、是非、お勧めしたい一冊である。(堀裕嗣)
学事出版
(2004.01)
教育心理学者から作文教育への極めて実践的な提案である。看図作文とは、「@絵画を創造的に読み解く。A読み解いた内容を、作文やお話にまとめる」方法だ。
こうした方法は日本の作文でもよく行われているが、著者の鹿内氏は、中国で広範に行われている看図作文の実践を参考にしてその理論モデルを提出している。
たとえば次のモデルである。「出来事を描いた絵図を提示する>絵図の内容に関連する一連の質問を順番に提示する>児童は絵画を参考にして質問に答える>すべての質問に答え終わったら、それらをつなげて作文にする」。
絵をもとに作文を書くという看図作文のアイデアは今後、大いに発展の可能性がある。実践的な内容の作文授業が創られていくとおもしろい動きになるだろう。
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