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おばあちゃん、イギリスへおいで


 1年間イギリスで研修生活を送った早坂教授(英語教育・応用言語学)が、86歳の「おばあちゃん」(と呼んではいるが、実は著者のお母様)に、安心してイギリスへ来てもらうべく、日々の出来事やイギリスの習慣を綴ったFAX通信。日常生活を楽しく紹介しながら、言語研究者ならではの会話分析、日英文化比較など、とてもユニークな原稿だ。

 温かい著者の思いを、一般の人にとって読みやすい軽妙なエッセイにまとめたい。FAXという通信の形を活かすには、どんなレイアウトがいいか。〈いまここ〉の臨場感を、ページをめくるたびに感じてほしい…。
 決めたレイアウトは、我ながら、カッコいい! しかも読みやすい。文章の内容とぴったりフィット! さっそく、原稿整理だ。

 てにをは、用字用語の統一など、「すべてプロにお任せします」とおっしゃった教授だが、ノッティンガムの英語について触れた箇所だけはこだわった。発音記号が標準英語と違う! 教授は、「英語の専門家としてこれだけは譲れない」。作字に苦労した分、教授のOKをもらってひと安心。

 編集ソフトに無い字(外字)があるときは、一瞬「なぜ無いんだよー!」と腹立たしく、叫びたくもなるが、クリアしたときには不思議な満足感が湧き上がる。一字たりともないがしろにしないことで、文章全体がイキイキとしてくるからだ。






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