ラフカディオ・ハーンのKWAIDAN/『怪談』を読む
西洋と日本の狭間に生まれた怪異の交響
- 那須野絢子(著)/2026年9月
- 4000円(本体)/四六判・上製・308頁
- 装丁:矢萩多聞
一冊の著作として読み直すことで見えてくる、「世界文学」としての『怪談』
テキストに密着した作品分析と比較文学的考察によって、非合理的な超自然の世界と近代合理主義の世界との間に立ち現れる、ハーン文学の越境性を明らかにする。
(ISBN9784868161387)
目次|Contents
第1章 「耳なし芳一」のゴーストから読み解く『怪談』の意味
第2章 ハーンの雪女革命
第3章 転生する桜モチーフ――ハーンの桜物語と日本近代文学の桜
第4章 「安芸之介の夢」と『不思議の国のアリス』――「常世の国」はいかにして生まれたか
第5章 『怪談』における身体が語るもの
第6章 「おしどり」における人間と自然の境界越境――コールリッジの「老水夫行」との比較を通して
第7章 もうひとつの怪談――なぜ「ひまわり」は『怪談』に収録されたか
結論 KWAIDAN―西洋と日本の狭間に生まれた怪異の交響
著者|Author
那須野絢子(なすのあやこ)
常葉大学外国語学部英米語学科准教授。立命館大学大学院先端総合学術研究科において博士号(学術)取得。博物館学芸員を経て大学教員となる。専門は比較文学・英文学・文化資源学。ラフカディオ・ハーンの『怪談』研究を中心に、日英幻想文学、異文化受容、文学館・文化資源に関する研究に従事。焼津小泉八雲記念館における展示企画・資料調査にも携わる。
