芥川龍之介が描いた近代中国の都市空間
揺らぐアイデンティティ
- 姚紅(著)/2025年11月
- 5000円(本体)/A5判上製352頁
- 装丁:長田年伸
中国を題材とした紀行文や小説における近代中国の都市表象に焦点を当て、「東洋」と「西洋」、「伝統」と「近代」、「自己」と「他者」の間で揺れ動いた近代知識人の葛藤を読み解く。
(ISBN9784868160533)
目次|Contents
序章
第一章 芥川の中国旅行の背景
第二章 芥川と上海における日本語マスメディア
第三章 南京の虚構と現実
第四章 蕪湖の旅
第五章 湖南の革命表象
第六章 武漢の諸相
第七章 上海・北京における伝統演劇の鑑賞
第八章 「蛮市」天津で感じた「郷愁」
結章
著者|Author
姚紅(よう・こう)
筑波大学人文社会研究科文芸・言語専攻博士課程一貫制修了。博士(文学)。現在、白百合女子大学言語・文学研究センター助手、早稲田大学非常勤講師。
主な論文に「中国における芥川龍之介文学の翻訳――『支那游記』を中心に」(日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』彩流社、2011年)、「台湾と中国における渡辺淳一文学の翻訳について――『失楽園』を中心に」(筑波大学比較・理論文学会『文学研究論集』第34号、2016年2月)、「二〇二二年中国で人気の日本文学作品――当当網のデータを通して」(白百合女子大学言語・文学研究センター編『アウリオン叢書第二二号 世界文学としての日本文学』弘学社、2024年)などがある。
