博士論文募集のポスターを作成しました〔再掲〕

無限の声を――博士論文の書籍化について

テーマをえらび思索を重ね、論文を執筆、審査をとおって初めて学位が授与されます。テーマには書き手の体験と声が眠っている。学位を取得した博論は、土に蒔かれた種にも似て。よき土の中で殻が破れ、根を出し、発芽の手伝いを編集者はする。一冊の本が上梓される。地上に芽を出し、初めて、これはアサガオ、これはカラマツと。体験はひらき声を発する。成長し、次なる時代への種を宿し。生涯つづく研究の始まり。文章との対話に学び、学術書の出版を手がけて20年。高邁と崇高を指し示し、未来をひらく学問の営みに謙虚でありたいと願います。

 

当社代表の三浦衛によるブログ「よもやま日記」の以下ページもご覧ください。

博論の書籍化について

以下の画像をクリックしていただくと、原寸大のポスターが表示されます。

 

 

 

 

 

『日中戦時下の中国語雑誌『女声』』の書評が『ジェンダー史学』に掲載されました

『ジェンダー史学』第21号(2025年)に、山﨑眞紀子、江上幸子、石川照子、渡辺千尋、宜野座菜央見、藤井敦子、中山文、姚毅、鈴木将久、須藤瑞代著『日中戦時下の中国語雑誌『女声』―フェミニスト田村俊子を中心に』の書評が掲載されました。評者は山口早苗先生(慶應義塾大学)です。「『女声』の総合的・具体的分析に取り組んだ本書の貢献は大きい」「日中の近代文学に関心のある読者にはもちろん、戦時下で展開されたフェミニズムの一例として女性史に関心のある多くの方にもおすすめしたい一冊」

『アポ・カヤンから東京へ』が『インドネシア研究懇話会』ウェブサイトで紹介されました

『インドネシア研究懇話会 【カパルの本棚】』で、井上真、ンダン・イマン著『アポ・カヤンから東京へ―日本人と出会ったケニァ・ダヤック人の冒険』の、著者による紹介が掲載されました。本書の内容と刊行に至る経緯など、こちらから全文お読みいただけます。

 

『道をむすぶ 時をたがやす』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』(2025年10月25日、3708号)で、岡田紅理子著『道をむすぶ 時をたがやす:台湾原住民族アミ・カトリック信者の近現代誌』の書評が掲載されました。評者は益田喜和子氏(慶応義塾大学)です。「台湾の原住民族アミの人々が在来のコスモロジーを生きながら、「キリスト教徒として生きる」ことに着目する 天照大神とイエス・キリストとの邂逅をいかに経験し、その経験を通じて生活世界を再編していったのかを分析」

 

『モビリティと物質性の人類学』の書評が『観光学評論』に掲載されました

『観光学評論』Vol.13-1 (2025)号で、古川不可知編『モビリティと物質性の人類学』の書評が掲載されました。評者は安田慎先生(高崎経済大学 地域政策学部 准教授)です 。「グローバル化していく現代社会においてもなお、世界各地には多種多様なローカルなモビリティが存在するとともに、新たに生み出されている点を指摘する (…)この当たり前の事実を再確認させてくれる点に、本書の最大の貢献があると考える」

こちらから全文をお読みになれます

『同調行動のエスノメソドロジー』の書評が『ことばと社会』に掲載されました

『ことばと社会』27号(2025年10月25日発行/三元社)に、楊一林著『同調行動のエスノメソドロジー―日中ビジネスコミュニケーションの異同』の書評が掲載されました。評者はバギルリ・ナルギズ氏(京都大学博士後期課程)です。「今後も広がり続ける異文化コミュニケーションを考える上で有益な題材を提供している」