博士論文募集のポスターを作成しました〔再掲〕

無限の声を――博士論文の書籍化について

テーマをえらび思索を重ね、論文を執筆、審査をとおって初めて学位が授与されます。テーマには書き手の体験と声が眠っている。学位を取得した博論は、土に蒔かれた種にも似て。よき土の中で殻が破れ、根を出し、発芽の手伝いを編集者はする。一冊の本が上梓される。地上に芽を出し、初めて、これはアサガオ、これはカラマツと。体験はひらき声を発する。成長し、次なる時代への種を宿し。生涯つづく研究の始まり。文章との対話に学び、学術書の出版を手がけて20年。高邁と崇高を指し示し、未来をひらく学問の営みに謙虚でありたいと願います。

 

当社代表の三浦衛によるブログ「よもやま日記」の以下ページもご覧ください。

博論の書籍化について

以下の画像をクリックしていただくと、原寸大のポスターが表示されます。

 

 

 

 

 

『世紀転換期文学の思想空間』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3655号(2024年9月14日号)に、清松大著『世紀転換期文学の思想空間―明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節』の書評が掲載されました。評者は林正子先生(岐阜大学)です。「新たな文学史の可能性を拓く 「ニーチェ思想」と「宗教」をめぐる議論の有機的な連関を論証」

『近代朝鮮文学と民衆』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3655号(2024年9月14日号)に、影本剛著『近代朝鮮文学と民衆―三・一運動、プロレタリア、移民、動員』の書評が掲載されました。評者は高榮蘭先生(日本大学)です。「「朝鮮文学」を浮き彫りに 近代的な「朝鮮語」文学の歴史を、「民衆」という概念を媒介に再構成」

『アーレントと赦しの可能性』が『週刊読書人』で紹介されました

『週刊読書人』2024年7月26日号で、森一郎著『アーレントと赦しの可能性―反時代的試論』が2024年上半期アンケートに紹介されました。ご紹介いただいた評者は、齋藤元紀先生(哲学/高千穂大学)・齋藤純一先生(政治理論/早稲田大学)です。「アーレントの政治哲学の視角から現代の諸問題を批判的に相対化しようとする野心的論考」

『「読書の自由」の成立史』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3654号/2024年8月31日号に、小南理恵著『「読書の自由」の成立史:1950年代アメリカの図書館員と出版者』の書評が掲載されました。評者は中山愛理先生(大妻女子大学)です。「禁書運動への対抗の歴史 自由に読書することが、自明でないことに気づかせてくれる」

『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3651号/2024年8月10日号に、高田俊輔著『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念―児童自立支援施設の就学義務化から』の書評が掲載されました。評者は竹原幸太先生(東京都立大学)です。「非行をめぐる教育と福祉のせめぎあいの方途とは? 児童自立支援施設・併設校の教育の在り様を問いつつ、知的好奇心を刺激する一冊」

夏季休業のお知らせ

下記の期間を夏季休業とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

2024年8月10日(土)~15日(木)

『一般科学教授学綱要』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会編『教育学研究』第91巻第2号(2024年6月)に、ディートリッヒ・ベンナー著/牛田伸一訳『一般科学教授学綱要―教員養成・授業・研究のための基礎と方向づけ』が図書紹介として掲載されました。評者は鈴木篤先生(九州大学)です。「今日においても変わらず日本語の読者にとって重要な依拠先であり続けている」

『学校づくりの概念・思想・戦略』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会編『教育学研究』第91巻第2号(2024年6月)に、石井拓児著『学校づくりの概念・思想・戦略―教育における直接責任性原理の探究』が図書紹介として掲載されました。評者は三浦智子先生(兵庫教育大学)です。「「学校づくり」概念に関して、これが戦後の教育実践や教育政策の実施過程において形成されてきた歴史的経緯を明らかにする作業を通して、その「戦略的」意義、すなわち、学校教育をめぐる今日的課題に対する概念それ自体の有用性について論じている」

『ローカル・フードシステムと都市農地の保全』書評が『農業・農協問題研究』に掲載されました

『ローカル・フードシステムと都市農地の保全―庭先直売、移動販売、産消提携の立地と生産緑地』(佐藤忠恭 著)の書評が『農業・農協問題研究』(第84号/2024年7月)に掲載されました。評者は市田知子先生(明治大学)です。「都市農家の庭先販売や直売所での販売は輸送の時間や費用の削減につながり、環境負荷も減らすことができ(…)生産者と近隣住民の交流にもつながるなど、様々な利点が思い浮かぶ。本書はこのような都市農業への期待について、豊富な事例をもとに示唆を与える」