博士論文募集のポスターを作成しました〔再掲〕

無限の声を――博士論文の書籍化について

テーマをえらび思索を重ね、論文を執筆、審査をとおって初めて学位が授与されます。テーマには書き手の体験と声が眠っている。学位を取得した博論は、土に蒔かれた種にも似て。よき土の中で殻が破れ、根を出し、発芽の手伝いを編集者はする。一冊の本が上梓される。地上に芽を出し、初めて、これはアサガオ、これはカラマツと。体験はひらき声を発する。成長し、次なる時代への種を宿し。生涯つづく研究の始まり。文章との対話に学び、学術書の出版を手がけて20年。高邁と崇高を指し示し、未来をひらく学問の営みに謙虚でありたいと願います。

 

当社代表の三浦衛によるブログ「よもやま日記」の以下ページもご覧ください。

博論の書籍化について

以下の画像をクリックしていただくと、原寸大のポスターが表示されます。

 

 

 

 

 

日本文化人類学会・第57回研究大会用ご注文フォーム

人類学・地域研究・開発研究関連の新刊・既刊
※タイトルをクリックすると書籍の紹介ページをご覧いただけます。

『恵みありて、インジェラに集う:エチオピア正教徒の食をめぐる生活誌』上村知春(著)

『現代の皮膚感覚をさぐる:言葉、表象、身体』平芳幸浩(編)

『ディープ・アクティブラーニングのはじめ方:つながりのなかに主体性を取り戻す』山川修・早川公(著)

『コトのデザイン:発想力を取り戻す』谷内眞之助・山川修(著)

『揺り動かされるヒンドゥー寺院:現代インドの世俗主義、サティー女神、寺院の公益性』田中鉄也(著)

『デジタル化時代のジェンダー平等:メルケルが拓いた未来の社会デザイン』佐野敦子(著)

『ケベックのフェミニズム:若者たちに語り伝える物語』ミシュリンヌ・デュモン(著)

『原発災害と生活再建の社会学:なぜ何も作らない農地を手入れするのか』庄司貴俊(著)

『越境兵士の政治人類学:英国陸軍グルカ兵の軍務と市民権』上杉妙子(著)

『躍動する聖地:マダガスカル・イメリナ地方におけるドゥアニ信仰の生成と発展』江端希之(著)

『取るに足らないものたちの民族誌:チリにおける開発支援をめぐる人類学』内藤順子(著)

『あいまい化する〈当事者〉たち:韓国セクシュアル・マイノリティ運動から考えるコミュニティの未来』柳姃希(著)

『ヴァールミーキはどこへ行けばよいのか:現代インドの清掃人カースト差別と公衆衛生の民族誌』増木優衣(著)

『今に向き合い、次につなぐ:諏訪大社御柱祭の祭礼民俗誌』石川俊介(著)

『住宅をめぐる〈欲望〉の都市論:民間都市開発の台頭と住環境の変容』吉江俊(著)

『「伝統」が制度化されるとき:日本占領期ジャワにおける隣組』小林和夫(著)

『留学のための異文化トレーニング:知る、共に学ぶ、実践する』勝又恵理子(著)

『タキ・オンコイ 踊る病:植民地ペルーにおけるシャーマニズム、鉱山労働、水銀汚染』谷口智子(編)

『石敢當の比較研究:中国・沖縄・鹿児島・奄美』蒋明超(著)

『フォビアがいっぱい:多文化共生社会を生きるために』高山陽子(編)

『「よりどころ」の形成史:アルゼンチンの沖縄移民社会と在亜沖縄県連合会の設立』月野楓子(著)

『チベット高原に花咲く糞文化』チョウ・ピンピン(著)

 

(その他の書籍は左側サイドバーよりジャンルごとにご覧ください)

 

◆書籍代〔特価〕:消費税込定価の2割引(10円以下切り上げ)
※上記の書籍に限らず、当社の書籍全品が特価の対象となります。
◆送料:書籍代計5000円未満は一律500円、5000円以上は無料
◆校(公)費も承ります
◆受付期間:2023年6月3日(土)~11日(日)

 

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    【お知らせ】

    博士論文募集のポスターを作成しました。
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    コロナ後の学術出版社について

     

    『取るに足らないものたちの民族誌』が『フレグランスジャーナル』で紹介されました

    『フレグランスジャーナル』2023/5月号で内藤順子(著)『取るに足らないものたちの民族誌―チリにおける開発支援をめぐる人類学』が紹介されました。「別の貧困が支援する側にある。専門家にも(頭の中の)リハが要る。社会の底辺に取り残された人々(弱者)の心の内は,強者の「上から目線」では決して見えない。」

     

    『分かちあう経験・守りあう尊厳』の書評が『教育学研究』に掲載されました

    『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、冨永貴公著『分かちあう経験・守りあう尊厳』の書評が掲載されました。評者は平塚眞樹先生(法政大学)です。「労働者教育論、生活史研究、オーラル・メソッド(物語論)の歴史学といった多元的なアプローチ、研究方法の交差点にヒストリー・ワークショップを見ている」

    『レヴィナスと教育学』の書評が『教育学研究』に掲載されました

    『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、安喰勇平著『レヴィナスと教育学―他者をめぐる教育学の語りを問い直す』の書評が掲載されました。評者は青柳宏先生(宇都宮大学)です。「批判・検討の俎上にのせた主張のもつ可能性を開かれたままに維持し、あるいはまた一つのレヴィナス研究が多様な研究の広がりを生み出している」

     

    『インクルーシブ教育のかたち』の書評が『日本教育新聞』に掲載されました

    『日本教育新聞』2023年5月22日号に、柴垣登著『インクルーシブ教育のかたち―都道府県ごとの特別支援教育の違いから』が掲載されました。「「就学先決定」や「財政」についての議論を通して「日本的インクルーシブ教育」の特質、課題から論を起こす」

    書評は下記URLよりご覧になれます。
    ◆NIKKYO WEB> https://kyoiku-press.com/post-258540/

    『学校と生活を接続する』の書評が『教育学研究』に掲載されました

    『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、田中怜著『学校と生活を接続する―ドイツの改革教育的な授業の理論と実践』の書評が掲載されました。評者は吉田成章先生(広島大学)です。「学校と生活の接続問題に対して、「改革教育」という領野の提示とその帰結としての改革教育学による理論・実践を捉え直すことの必要性が提示されたことは、学校と生活との乖離への批判と学校と生活とを結合する進歩主義的な教育運動の肯定のいずれをも留保する」

     

    『自律を目指す教育とは何か』の書評が『教育学研究』に掲載されました

    『教育学研究』第90号第1巻(日本教育学会編/2023年3月)に、宮川幸奈著『自律を目指す教育とは何か―自然主義的な教育哲学の試み』の書評が掲載されました。評者は白銀夏樹先生(関西学院大学)です。「子どもにとって教育は他律であるため「自律を目指す教育」は矛盾だとする枠組みの克服を課題としている」

    『人形とイギリス文学』の書評が『図書新聞』に掲載されました

    『図書新聞』2023年5月27日号に、川崎明子著『人形とイギリス文学―ブロンテからロレンスまで』の書評が掲載されました。評者は馬場理絵先生(バーミンガム大学)です。「「人形の人間化」、「人間の人形化」がいかに起こりうるか 人形に焦点を当て、六つの文学作品を読み解く」