『タキ・オンコイ 踊る病 』の書評が『宗教研究』に掲載されました

『宗教研究』98巻1輯に谷口智子(編)『タキ・オンコイ 踊る病:植民地ペルーにおけるシャーマニズム、鉱山労働、水銀汚染』の書評が掲載されました。評者は木村武史先生(筑波大学)です。「後の時代の当事者は過去の歴史的要因については知らないかもしれないが、その関係を見出すのも、宗教学者の役割であろう、という問題提議を改めてしている」

 

『タキ・オンコイ 踊る病 』が『ラテンアメリカ・レポート』で紹介されました

『ラテンアメリカ・レポート』2024年41巻1号に谷口智子(編)『タキ・オンコイ 踊る病:植民地ペルーにおけるシャーマニズム、鉱山労働、水銀汚染』の書評が掲載されました。評者は村井友子氏(アジア経済研究所)です。

「スペイン植民地支配下にあった16世紀ペルーの歴史的真実に迫る意欲作」

全文はこちらで公開されています。

『揺り動かされるヒンドゥー寺院』の書評が『南アジア研究』に掲載されました

『南アジア研究』第35号に田中鉄也(著)『揺り動かされるヒンドゥー寺院:現代インドの世俗主義、サティー女神、寺院の公益性』が掲載されました。評者は前島訓子先生(愛知淑徳大学)です。

「寺院をめぐる多様な利害関係者の分析を行いながら、ヒンドゥー寺院が「揺り動かされる」さまを、「公益性」を軸に浮かび上がらせるとともに、世俗主義を掲げる現代インドにおける国家と宗教のあり方に対して新たな視点から答えていこうと試みる意欲的な研究」

本文はこちらで公開されています。

 

『カーイ・フェチ/来て踊ろう』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』に菅野淑 著『カーイ・フェチ/来て踊ろう:日本におけるセネガルのサバールダンス実践』の書評が掲載されました。評者は阿毛香絵先生(京都大学)です。「本書からは、酸いも甘いもある「リアル体験」としてのサバールダンスの側面に触れつつ、それでも果敢に実践を続ける日本人ダンサーたちの勢いがあふれる」

 

『果樹とはぐくむモラル』の書評が『週刊読書人』に掲載されました

『週刊読書人』2024年6月7日付に吉村竜 著『果樹とはぐくむモラル:ブラジル日系果樹園からの農の人類学』の書評が掲載されました。評者は辛承理さん(一橋大学大学院博士後期課程)です。「日系ブラジル人と果樹の同時代史としての総合学的な知見を得ることができる一冊」

 

『フンボルトの陶冶理論と教育改革』の書評が『教育方法学研究』に掲載されました

日本教育方法学会編『教育方法学研究』第49巻(2024年3月)に、宮本勇一著『フンボルトの陶冶理論と教育改革―学問中心カリキュラムの再考』の書評が掲載されました。評者は石井英真先生(京都大学)です。「教授学的な問いをもって、フンボルトの思想や改革遂行過程を読み直す試み」

 

『インクルーシブ教育のかたち』の書評が『日本教育経営学会紀要』に掲載されました

日本教育経営学会編『日本教育経営学会紀要』第66号(2024年6月)に、柴垣登著『インクルーシブ教育のかたち―都道府県ごとの特別支援教育の違いから』の書評が掲載されました。評者は雪丸武彦先生(西南学院大学)です。「都道府県レベルの制度運用実態の多様性を明らかにし、資源配分という経営的視角からインクルーシブ教育の実現の提案を行っている」

『ロマン主義的感性論の展開』の書評が『Waseda Blätter』に掲載されました

早稲田ドイツ語学・文学会機関誌『Waseda Blätter(ワセダ・ブレッター)』(2024年2月)に、高橋優著『ロマン主義的感性論の展開―ノヴァーリスとその時代、そしてその先へ』の書評が掲載されました。評者は胡屋武志先生(宮崎大学)です。「本書の実質的な主題となっているノヴァーリスによる「世界のロマン化」の構想は、狂気や官能性を通じて日常的な意識と感覚を根本的に改変し、凡庸を高貴に、有限を無限にすることによって自己と世界を革新する感性復権のプログラム」

『ドイツの幼児教育におけるビルドゥング』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会編『教育学研究』第91巻第1号(2024年3月)に、中西さやか著『ドイツの幼児教育におけるビルドゥングー子どもにとっての学びを問い直す』の書評が掲載されました。評者は藤井佳世先生(横浜国立大学)です。「子どもの自己形成を中心に幼児教育を展開するアプローチをビルドゥング・アプローチとして整理し、2000年以降のドイツにおける幼児教育の改革動向に対して価値づけた」

『フンボルトの陶冶理論と教育改革』の書評が『教育学研究』に掲載されました

日本教育学会編『教育学研究』第91巻第1号(2024年3月)に、宮本勇一著『フンボルトの陶冶理論と教育改革―学問中心カリキュラムの再考』の書評が掲載されました。評者は櫻井佳樹先生(香川大学)です。「陶冶理論的な教授学を再考し、「陶冶」すなわち「子どもと世界の相互作用」を豊饒化すること、またそれを生起させるために教師はいかなる方法で、世界に向き合わせるべきか」