ドイツの幼児教育におけるビルドゥング

子どもにとっての学びを問い直す

  • 中西さやか(著)/2023年3月
  • 4000円(本体)/四六判上製242頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

自らの経験を理解し意味づけていく、幼児期に特有な学びのプロセスを描く
ドイツの幼児教育をめぐる政策動向に顕著に見られるようになった教育観や教育課題を、そこにおけるビルドゥングという言葉の意味を再考することで見直す。子ども自身が主観的な学びをまず培うことの必要性を示し、子どもに見えていることを起点とする学びに向けた幼児教育を提案する。
(ISBN 9784861108686)

目次|contents

序章 なぜ幼児期のビルドゥングに着目するのか
第1章 幼児教育とビルドゥングをめぐる視点の整理
第2章 教育政策における幼児期のビルドゥングの強調
第3章 幼児教育学におけるビルドゥングをめぐる議論
第4章 ビルドゥング・アプローチの理論的枠組み
第5章 ビルドゥング・アプローチによる教育構想の意義と課題
終章 幼児教育におけるビルドゥングが照らすもの
あとがき
引用参考文献

著者|author

中西さやか(なかにし・さやか)
佛教大学社会福祉学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。名寄市立大学短期大学部専任講師、名寄市立大学保健福祉学部専任講師を経て現職。専門は保育学・教育学。主な著書に『保育政策の国際比較――子どもの貧困・不平等に世界の保育はどう向き合っているか』(共監訳、明石書店、2018年)、「保育の質をめぐる世界の動向 ドイツ」『世界の保育の質評価――制度に学び、対話をひらく』(共著、明石書店、2022年)。

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