『カント「人倫の形而上学」の生成』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』(2025年3月15日)に、宮村悠介著『カント「人倫の形而上学」の生成―理念論の道をたどる』の書評が掲載されました。評者は石田京子先生(慶應義塾大学)です。「「道徳的な自己認識」の重層的な過程を描き出そうとするところに、本書の最大の特徴があると言えよう」

『一般科学教授学綱要』の書評が『教育哲学研究』に掲載されました

教育哲学会編『教育哲学研究』第130号(2024年11月)に、ディートリッヒ・ベンナー著/牛田伸一訳『一般科学教授学綱要―教員養成・授業・研究のための基礎と方向づけ』の書評が掲載されました。評者は渡邊隆信先生(神戸大学)です。「教授によって初めて起動しまた可能になる学習プロセスが存在すること」

『時空をかける詩人たち』の書評が『ヘンリー・ソロー研究論集』に掲載されました

日本ソロー学会編『ヘンリー・ソロー研究論集』第50号(2025年1月)に、江田孝臣著『時空をかける詩人たち―文理越境のアメリカ詩論』の書評が掲載されました。評者は藤田佳子先生(奈良女子大学名誉教授)です。「作品の隠れた一面が浮き上がり新たな紐帯によって新たな命を帯びる」

『ベルブアルブアルの世界』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3674号(2025年2月8日号)に、板垣明美著『ベルブアルブアルの世界―マレーシアの柔構造時間と柔構造社会』の書評が掲載されました。評者は河合文先生(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)です。「日常時間と近代化 マレー農民が経験した二期作化プロジェクト」

『〈文事〉をめぐる日朝関係史』の書評が『史學雜誌』に掲載されました

史学会編『史學雜誌』第133編 第12号(2024年12月発行)に、松本智也著『〈文事〉をめぐる日朝関係史―近世後期の通信使外交と対馬藩』の書評が掲載されました。評者は横山恭子先生(富山高等専門学校)です。「衰退から途絶へ向かう固定観念の強かった対馬易地聘礼に対して新しい一側面を引き出し、近世日朝関係史、朝鮮通信使研究の中に再定置した」

『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念』の書評が『社会学評論』に掲載されました

日本社会学会編『社会学評論』Vol. 75, No.3に、高田俊輔著『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念―児童自立支援施設の就学義務化から』の書評が掲載されました。評者は都島梨沙先生(岡山大学)です。「児童自立支援施設の入所児童に対して就学義務が課される過程から、「教育と福祉」のそれぞれの論理によって生成する、包摂と排除の問題に取り組んだ」

『外国人住民が団地に住み続ける意味』の書評が『社会学評論』に掲載されました

日本社会学会編『社会学評論』Vol. 75, No.3(2024年12月)に、坪谷美欧子著『外国人住民が団地に住み続ける意味―神奈川県X団地のビフォア/アフターコロナ』が掲載されました。評者は金南咲季先生(椙山女学園大学)です。「全国のなかでも希有な多国籍混在型、かつ多様なアクターによって先進的な実践が積み重ねられてきた当該団地から導出される知見は、他地域に対しても重要な示唆を有する」