ローカル・フードシステムと都市農地の保全
庭先直売、移動販売、産消提携の立地と生産緑地
- 佐藤忠恭(著)/2023年8月
- 3700円(本体)/四六判上製280頁
- 装丁:根本眞一(クリエイティブ・コンセプト)
なぜ都市に農地は必要なのか?
食料品アクセス確保に資するローカル・フードシステムの観点から市街地と農地の混在合理性を提示。従来の都市農業論に不足していた食料供給という農地固有の機能からの立地分析により、都市農地保全の意義に迫る。
(ISBN 9784861108716)
目次|contents
第1章 本書の問題意識と課題
第2章 日本における都市農地制度の変遷
第3章 ローカル・フードシステムと都市における食料安全保障
第4章 ローカル・フードシステムにおける農産物の供給方法
第5章 ローカル・フードシステムを支える都市農地保全
第6章 結論
引用文献
あとがき
初出一覧
索引
著者|author
佐藤忠恭(さとう・ただやす)
1977年神奈川県相模原市生まれ。東京農工大学大学院連合農学研究科修了。神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所研究課 主任研究員。キャベツ、ダイコン等の試験研究を担当。東京農工大学非常勤講師。博士(農学)。2005年に神奈川県に奉職。神奈川県農業技術センター普及指導部野菜課、同経営情報研究部、川崎市都市農業振興センター農地課(出向)等を経て、2022年より現職。主な論文に、「農業における技能の構造:無意識及び情愛の役割」『有機農業研究』10(1): 78–86. 2018年、「CSV形式でデータを蓄積する土壌診断プログラム及び肥料コストを比較できる施肥設計プログラムの開発」『神奈川県農業技術センター研究報告』153: 1–9. (共著)2010年がある。