「新ドイツ派」の成立

リストと彼の仲間たちによる進歩的音楽集団

  • 上山典子(著)/2022年12月
  • 4500円(本体)/A5判上製234頁
  • 装丁:長田年伸

ベルリオーズ、リスト、ワーグナーの「三人組」一派?
19世紀半ばの音楽ジャーナリズム上で繰り広げられた標題音楽の理念およびベートーヴェンの遺産継承をめぐるいわゆる進歩派と保守派の美学論争を出発点に、19世紀後半のヨーロッパ音楽史における「新ドイツ派」概念の解明を試みる。
(ISBN 9784861108433)

目次|contents

はじめに
第1章 音楽史研究と「新ドイツ派」
第2章 「未来音楽」をめぐる論争
第3章 「新ドイツ派」の提唱
第4章 「新ドイツ派」概念の変化
第5章 「新ドイツ派」の発展
おわりに
あとがき
参考文献
索引

著者|author

上山典子(かみやま・のりこ)
東京芸術大学楽理科卒業、同大学院博士課程修了、博士(音楽学)。現在静岡文化芸術大学文化政策学部准教授。専門は西洋音楽史、とくにリストと19 世紀の音楽文化、ピアノ編曲の文化史など。共著書に『音楽表現学のフィールド2』(東京堂出版、2016)、『ワーグナーシュンポシオン』(アルテスパブリッシング、2018)、『《悪魔のロベール》とパリ・オペラ座』(上智大学出版、2019)、『音楽を通して世界を考える』(東京藝術大学出版会、2020)など。

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