るつぼの中の国語教師

  • 深瀬幸一/2003年12月
  • 1800円(本体)/四六判・240頁

学校現場は「るつぼ」である! 学力とはなにか。生徒が意欲的に学習できる授業をどう展開するのか。学習指導要領と現場とのギャップに悩みながら、真の国語力をつける授業を構築・実践した高校教師の提言集。
(ISBN 4921146896)

目次|indexs

教室で文学を読む
一章 「教室で文学を読む」ということ
二章 歴史物語の読みと歴史解釈について―『大鏡』と『栄華物語』の授業を通して
三章 歴史解釈と文学解釈
何を教えるか
四章 教育内容の構造化について
五章 「読むこと」と教育内容―説明的文章の読みを通して
六章 「国語学力」をめぐる考察

著者|author

深瀬幸一(ふかせ・こういち)
1961年福島県生まれ。山形大学工学部、人文学部卒業。福島大学大学院教育学研究科修了。現在、福島県立福島東高等学校教諭。

担当編集者から

すごい読書家。音楽にも詳しい。文章を読むかぎりでは細面の文学青年タイプ。
が、実際に会ってみると、ガッチリした体格のスポーツマン。学校では野球部の面倒をみているという。お酒も強い。授業改革をめざす熱血漢教師だ。
装丁は武田尋善さん。地色の黒・灰色は矛盾に満ちた教育現場を、赤色は新しい道を切り開こうとする著者を表している。[-山岸-]

 

※品切れ重版未定