正統的周辺参加としての社会科教育の展開

アンラーニングによる社会参加をもとに

  • 田本正一(著)/2024年3月
  • 4000円(本体)/A5判上製272頁
  • 装丁:後藤葉子(森デザイン室)

工場立地、新幹線建設、まちづくり、脱原発、安保法制、地球温暖化……
多様なテーマから、市民社会に参加し得る社会科教育の原理と事例をひもとく
正統的周辺参加の理論やアンラーニングの概念という視座をもとに、公教育における授業・カリキュラム・学習評価において、学校、地域、国家、地球といった社会的な共同体における状況や関係を再考し、学びを活かすための方法を提言する。
(ISBN 9784861109461)

目次|Contents

序章 研究の目的と方法
第1部 アンラーニングによる社会参加としての社会科教育の原理
第1章 アンラーニングによる社会参加としての社会科学力
第2章 アンラーニングによる社会参加を原理とした社会科授業と学習評価
第3章 アンラーニングによる社会参加を原理とした社会科カリキュラムの編成
第2部 アンラーニングによる社会参加としての社会科授業の開発
第4章 学校共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第5章 地域社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第6章 地域社会共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第7章 国家社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第8章 国家社会共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第9章 地球社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第3部 アンラーニングによる社会参加としての社会科学習評価の開発
第10章 アンラーニングによる社会参加としての社会科学習評価の開発
第11章 社会参加としての社会科学習評価の開発
終章 研究の成果と課題・展望
引用・参考文献
あとがき
事項索引
人名索引

著者|Author

田本正一(たもと・しょういち)
山口大学教育学部准教授。佐賀大学教育学研究科修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、ディベート教育。主な著書・論文に、『学びの脱中心化―知的冒険としての学校教育研究』(編著、大学図書出版、2021年)、「市民的変容の実存論的考察―公的領域への現れとしての活動」(日本社会科教育学会『社会科教育研究』第143号、2021年)、「ノットワーキングを意図した社会科授業の実践―外部連携による相互的な学習を目指して」(教育目標・評価学会『教育目標・評価学会紀要』第30号、2020年)、「市民社会への参加に注目した社会科学習評価の検討―小学校第3学年における学習者のナラティヴを事例として」(全国社会科教育学会『社会科研究』第86号、2017年)、「ナラティヴ・アプローチによる『学習』の検討―アンラーニングする学習を目指して」(山口大学教育学部附属教育実践センター『研究紀要』第44号、2017年)、「人口減少社会に対応した小学校社会科授業の開発―アンラーニングによる正統的周辺参加からの考察」(日本社会科教育学会『社会科教育研究』第125号、2015年)など。

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