国際安全保障

基本的な問いにどう答えるか

  • 今野茂充(編)/2024年3月
  • 2500円(本体)/四六判並製262頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

世界から争いがなくならない理由は何か? 
「なぜ核兵器の拡散を防止することは難しいのか」など、国際安全保障にかかわる根本的な問いと向き合い、論理的に説明するためのポイントを整理。戦争と平和について考えを深めるための視点を提示する。
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書11】
(ISBN 9784861109584)

目次|contents

はしがき【今野茂充】
第一部 国際安全保障の諸相
第1章 意図せざる戦争―軍事衝突は偶発的に起こるのか【福田保】
第2章 同盟―なぜ締結され、どのように維持されるのか【冨樫あゆみ】
第3章 核兵器―核武装の論理と限界をどのように理解できるのか【今野茂充】
第4章 大量破壊兵器の不拡散―なぜ核兵器の拡散を防止することは難しいのか【田中極子】
第5章 イスラム教とテロリズム―宗教と暴力の関係をどのように理解できるのか【河野毅】
第6章 武装集団―なぜ現代世界にとって脅威なのか【望月克哉】
第二部 事例研究
第7章 中国による台湾「統一」はなぜ実現していないのか―1980年代以降の中国および台湾の動向を中心に【望月敏弘】
第8章 「朝鮮半島の非核化」はなぜ実現しないのか―分断と体制維持をめぐる国家交渉から考える【冨樫あゆみ】
第9章 新興技術の移転規制と自由貿易は整合しうるのか―輸出管理と経済安全保障【田中極子】
終章 戦争原因の探求―理論で何を説明できるのか【今野茂充】
あとがき【今野茂充】
引用文献一覧
執筆者紹介

編者|editor

今野茂充 (こんの・しげみつ)
東洋英和女学院大学国際社会学部教授。
専攻は国際政治、国際関係理論、安全保障研究。
主要著作に、『第一次世界大戦への道―破局は避けられなかったのか』(共訳、慶應義塾大学出版会、2017年)、『東アジアのなかの日本と中国―規範・外交・地域秩序』(共編著、晃洋書房、2016年)、『戦略史としてのアジア冷戦』(共編著、慶應義塾大学出版会、2013年)がある。

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