にぎわい文化と地域ビジネス

  • 相原憲一/2004年11月
  • 1800円(本体)/A5判・298頁

ばか者(瞬発力)、わか者(柔軟性)、よそ者(多様性)によるオンリーワンの地域づくり!衰退化傾向にある地域を新機軸で蘇らせる。行政に頼らず、地元の人たちが知恵を出し合うことで「にぎわい」を創出し、持続する地域ビジネスを成功させた先進的事例を紹介・分析する。
(ISBN 4861100216)

目次|indexs

第一章 地域のにぎわい―その創出と持続
第二章 地域ビジネスへの展開―知恵を活かす
第三章 住民の知恵が地域ビジネスを生む

[富士川]
型破りのサービスエリア
「富士川楽座」誕生物語…森佑司
[天竜熊地区]
かあさんたちの村おこしから始まった「くんま」の挑戦…大平展子
[常滑]
住む人・働く人・訪れる人が手をたずさえる「やきもの散歩道」…山本幸治
[足助]
わが町を知ることで実現した「中馬のおひなさん」…佐久間章郎
[飛馬古川]
「匠」の心がいきづく町…森下純雄
[長浜]
長浜らしさを捨て、「黒壁ガラス文化」でにぎわいを取り戻す!…笠原司郎
第四章 奥浜名にぎわい塾
三ヶ日の明日を拓く人づくりとエコパーク構想…相原憲一
地産・地消農業へ向けて…清水理
食文化がつくる地域のにぎわい…米屋武文
山里の歴史を歩く 環竜ヶ石山構想…小野寺秀和

著者|author

相原憲一(あいはら・けんいち)
名古屋商科大学教授。ソフィアネットワーク研究所代表取締役。横浜生まれ。静岡県三ヶ日在住。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了、工学博士。
主要著書:『ソーシングイノベーション』(共著、日科技連、2003年)、『情報技術を活かす組織能力』(共編著、中央経済社、2004)など。

担当編集者から

住む人が生き生きと暮らせる地域を自分たちでつくりあげていくのが、本当の町づくりだ。行政の建前論・理想論には、地域を元気づける力がない。住む人たちが模索しながら、楽しみながら、来訪者の刺激を受けながら、真に自分たちの町らしいにぎわいをつくった地域が現にある。
ある地域では伝統に磨きをかけた。ある地域ではこれまでの実績を白紙に戻し、まったく新しい町のあり方を探り出した。人まねでない町づくりは、そこに住む人がどんな場所にしたいか、どんな暮らしをしたいのかを考えることから始まる。町づくりは人づくりともいえる。
本書には、成功例とそこにいたるさまざまな経緯が記されている。参考にすべき点が多いはず。 [-山岸-]

 

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