語りとヴィジュアリティ

シャーロット・ブロンテの一人称小説を読む

  • 杉村藍(著)/2025年12月
  • 4000円(本体)/A5判上製274頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

シャーロット・ブロンテが生み出す言葉と視覚的イメージの世界へ――その生きた時代と生涯を背景に
「書くこと」と「描くこと」はどのように結びついていたのか。シャーロット・ブロンテの3つの一人称小説『教授』『ジェイン・エア』『ヴィレット』を対象に、物語と絵画が相互に影響しあった独特の創作方法に迫る。
(ISBN9784868160595)

目次|Contents

序章 語りとヴィジュアリティという視座
第1部 その生きた時代と生い立ち
第1章 一九世紀イギリスはどのような時代だったか
第2章 シャーロット・ブロンテ――その生涯
第2部 作家への道程――初期作品の世界
第3章 初期作品の始まりとその意義
第4章 初期作品における語りとヴィジュアリティ
第3部 リアリズムへの挑戦――『教授』
第5章 都合のよい真実――『教授』における科学的観察
第6章 破綻する語り――『教授』におけるクリムズワスの創造性と語りの綻び
第4部 語りとヴィジュアリティの融合――『ジェイン・エア』
第7章 語り手への道のり――ジェイン・エアの描いた軌跡
第8章 『ジェイン・エア』におけるヴィジュアリティとその効果――ビューイックの謎を解く
第5部 実人生を映した歪み――『ヴィレット』
第9章 黙した語り手――ルーシー・スノウが描く曖昧な結末
第10章 物語を紡ぐ光と影――『ヴィレット』におけるヒロインの謎
終章 ことばとイメージが織りなすもの――まとめに代えて

著者|Author

杉村藍(すぎむら・あい)
鳥取大学地域学部地域学科国際地域文化コース教授。英国リーズ大学大学院修了(修士)。名古屋大学大学院国際言語文化研究科国際多元文化専攻単位取得満期退学。博士(文学)。著書に『「ジェイン・エア」を読む』(開文社、1995年)、『ブロンテ姉妹の時空―三大作品の再評価』(北星堂、1997年)、『ブロンテ姉妹を学ぶ人のために』(世界思想社、2005年)、『ザルツブルグの小枝』(大阪教育図書、2007年)(以上共著)他、翻訳に『ブロンテ家の人々』(共訳、彩流社、2006年)、『子どもが描く世界―オースティンからウルフまで』(共監訳、彩流社、2010年)、他。

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