愛妻切紙四十八手

  • かまくら源・作/2005年3月
  • 1500円(本体)/四六判上製・144頁

密やかな歓び 滴る闇― ハサミと紙を使った男女交合図。時代は違っても男女の営みは変わらない。面白可笑しく滑稽な切紙世界を堪能する。戦後間もなくの刊行とされる地下本『鴛鴦閨房秘考』の文章が白黒空間に彩りを添える。
(4861100259)

 

目次|indexs

一 網代本手/二 揚羽本手/三 いかだ本手/四 せきれい本手/五 ことぶき本手/六 洞入り本手/七 笹舟本手/八 深山本手/九 入船本手/十 唐草居茶臼/十一 忍び居茶臼/十二 濱千鳥/十三 横笛/十四 こぼれ松葉/十五 菊一文字/十六 浮橋/十七 八重椿/十八 つばめ返し/十九 万字くづし/廿 出船うしろ取り/廿一 つぶし駒掛け/廿二 本駒掛け/廿三 〆込み錦/廿四 〆込み千鳥/廿五 うしろ櫓/廿六 亂れぼたん/廿七 本茶臼/廿八 いかだ茶臼/廿九 時雨茶臼/卅 機織茶臼/卅一 御所車/卅二 月見茶臼/卅三 寶船/卅四 空竹割/卅五 しがらみ/卅六 いかだくづし/卅七 廓つなぎ/卅八 かげろう/卅九 きぬた/四十 狂い獅子/四十一 花菱ぜめ/四十二 尺八/四十三 椋鳥/四十四 白光錦/四十五 さかさ椋鳥/四十六 二ツ巴/四十七 立鼎/四十八 やぐら立ち
続一 俵だき本手/続二 浮島本手/続三 つるべ落し/続四 だるま返し/続五 地蔵抱き(居茶臼)/続六 鳴門うしろ取り/続七 いすか取り/続八 裾野/続九 坐禅ころがし/続十 押し車/続十一 花あやめ/続十二 下り藤/続十三 やぶさめ/続十四 ひよどりごえ/続十五 八ツ橋/続十六 丁字引き/続十七 巣ごもり/続十八 虹のかけはし/続十九 絞り芙蓉/続廿 石清水

作者|author

(かまくら・げん)
切紙作家。1943年神奈川県生まれ。長年勤めた建設会社をリタイア後、制作活動に入る。
ハサミを駆使し、丸みのある独特の線を表現することにかけて定評がある。

担当編集者から

男女交合図といえば、インドのカジュラホがつとに有名。カンカン照りの太陽のもと、これでもかというぐらい伸びやか(!)にあれこれ(?)交わっている。
切り紙作家かまくら源氏の作風は、それとはまた別の滑稽味あふれる日本独自のもの。シルエットなのに思わずニヤリ。[-三浦-]

 

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