日本語教師のキャリア形成
その多様性・複線性を形づくるもの
- 髙井かおり(著)/2026年2月
- 5500円(本体)/A5判上製352頁
- 装丁:中本那由子
日本語は誰でも教えられる?日本語教師は食べていけない?
2024年より国家資格「登録日本語教員」が施行された。いま、これまでの日本語教師や日本語を教える以外の支援に携わってきた人びとは新たなキャリア選択を迫られている。本書では、日本語を教えるとは? 教師とは? という根源的な問いから、かつて日本語教師を志した5人へのインタビューをライフストーリー研究と複線径路等至性アプローチ(TEA)の両輪で解析。客観的キャリア=職業としての日本語教師ではなく、一人ひとりに個別的で多様な生き方、すなわち主観的キャリアとしての日本語教師像に光を当てる。
(ISBN9784868161028)
目次|Contents
まえがき
1. 本研究を始めたきっかけ
2. 本研究の今に至る経緯
序章 本書の背景と目的・課題
1. 本書の背景
2. 日本語教師とは
3. 日本語教師の社会的経済的不安定さとキャリア形成
4. 日本語教師の社会的経済的不安定さとボランティアの関係
5. 本書の目的と課題
6. 本書の認識論と研究方法
7. なぜ2種類の質的研究法を用いるのか
8. 本書の全体構成
第1章 日本語教育におけるキャリア研究
1. キャリア理論
2. 日本語教師の専門性
3. 日本語教育は何をめざすのか
4. ボランティアと日本語教師のキャリア形成
5. 日本語教師のキャリア形成に関する先行研究
6. 考察
7. まとめ
第2章 日本語教師の多様なストーリー(調査・分析1:ライフストーリー)
1. ナラティブとは
2. ライフストーリーとは
3. 本研究になぜライフストーリーを用いるのか
4. 調査・分析方法
5. Aさんのストーリー
6. Bさんのストーリー
7. Cさんのストーリー
8. Dさんのストーリー
9. Eさんのストーリー
10. 5人のライフストーリーの社会的文化的背景とキャリア形成
11. まとめ
第3章 日本語教師のキャリア形成プロセス(調査・分析2:複線径路等至性アプローチ)
1. 背景と目的
2. 記号論的文化心理学
3. 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)
4. 本研究になぜTEAを用いるのか
5. 調査概要
6. 分析結果
7. 考察
8. まとめ
終章 結論
1. 本書のまとめ
2. 研究課題への回答
3. 本書の結論
4. 本書の意義と今後の課題・展望
引用文献
引用資料
図目次
表目次
初出一覧
謝辞
索引
著者|Author
髙井かおり(たかい・かおり)
東亜大学人間科学部国際交流学科教授
2012年早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了(修士・日本語教育学)
2025年立命館大学大学院人間科学研究科博士課程後期課程修了(博士・人間科学)
修士課程修了後、早稲田大学日本語教育研究センター非常勤インストラクター、明星大学人文学部国際コミュニケーション学科特任准教授を経て現職
