羊と隕石

  • 上田丘/2005年4月
  • 1500円(本体)/四六判並製・172頁
  • 装丁:矢萩多聞

「今夜も又 疲れた犬がうろつき 吠える」。解剖台の上で藍色のスーツの女と中也が出会う。象徴とビートにみちたポップでシュールな恋愛詩集。
(4861100356)

目次|indexes


死の王国/So, Dance!/愛と岩/怠惰/She Is Machine/せつなき風景/詩人達と恋人達/In Which/秋夜狂歌/哲学

Her Body/巨像と女/目の前の現実/Momentum/破滅の申し子/彼女の部屋に有った物/胸/玩具/光と闇の向こう/幻の塔/罪/関係/焦燥/片想い/デートの第一声/やけくそ /詩人的な美学(美意識)/僕が言った事

監視の中/A Sonnet/疲れた犬(A Sonnet に加えて)/穴/Mr. Hare’s Reading/憤懣/翼をもがれてもがく白鳥/視点/混乱と平静/Bless My Colour/世の中―甘えられるほど甘くない物―/Bye-bye/孤独とパレード/街へと

休日/カップルと恋/The Time Passes By/大衆とジャズ・ポップス/甘い意見と彼女/出掛けた後に/気を取り直して(休息)/瑞々しさと平凡/忙しい生活/風邪気味/或る晴れた日/休息の無い人の詩/世の中/料理と孤独
あとがき

著者|author

上田丘(うえだ・たかし)
1975年生まれ。川崎市在住。

担当編集者から

詩人の上田氏はぼくと同年。ふだんは自分より(かなり)年上の著者と仕事をすることが多いので、同世代の書き手は新鮮だった。呑みながら何度も打ち合わせを重ね、ゲラをやりとりした。
「夜は君等のものではない」という詩句がある。夜に溶け込むことのできた年齢を過ぎ、そろそろ「おじさん」と呼ばれるようになった男の、寂しさと煩悩としょうもなさとが滲む詩集で、愛着がある。[-内藤-]

 

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