神の箱

ダビデとその時代

  • 磯部隆/2005年5月
  • 3800円(本体)/四六判上製・568頁

「イスラエルからいただき受けついだ命を、感謝をこめてイスラエルに返されたのですね」―古代イスラエルの王ダビデとその時代を生き生きと活写し、聖書記者の真意にまで肉迫する。旧約聖書「サムエル記」に登場する「神の箱」にまつわる一大歴史小説。
日本図書館協会選定図書
(4861100364)

目次|indexs

序章 母ハンナ
第一章 祭司エリ一族
第二章 預言者サムエル
第三章 聖戦
第四章 闇と光
第五章 英雄サウル
第六章 反逆
第七章 ミクマスの戦い
第八章 戦いの日々
第九章 王家の人びと
第十章 悲劇への省察
第十一章 主から来る悪霊
第十二章 いずこへ
第十三章 ギルボア山
第十四章 二つの王家
第十五章 死にゆく者
第十六章 遷都
第十七章 神の凱旋
第十八章 帝国への道
第十九章 アブサロムの反乱〈前編〉
第二十章 アブサロムの反乱〈後編〉
終章 闇からの声
あとがき

著者|author

磯部隆(いそべ・たかし)
1947年神奈川県藤沢市生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。ハーバード大学客員研究員を経て、現在名古屋大学法学部教授。
主著に『預言者イザヤ』(サンパウロ)、『エレミヤの生涯』(一麦出版社)など。

担当編集者から

本の帯に「神の意志を巡る人びとの群れ」とある。近代以降は個人が重んじられるようになり、それは悪いことではないけれど、人間や歴史の見方として普遍的なものではないということが本書を読めば分かる。もっと大きな世界があると感じる。[-三浦-]

 

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