たのしいジャズ入門

  • 寺島靖国/2005年11月
  • 1600円(本体)/四六判並製・300頁

定番ピアノ・トリオから最新ラテン・ジャズ、マニアも唸る知られざる絶品まで、あなたのハートにするりとしみこむ名曲名盤の数々。ジャズの達人がエスコートします。もうジャズは怖くない!
日本図書館協会選定図書
(ISBN 4861100569)

推薦のことば

このジャズへの愛に感電しそうだ。(中条省平)

目次|indexs

0 今聴きたいジャズ50
1 ベースとドラムが熱い! 旬のピアノ・トリオを聴け
『過ぎし夏の想い出』ニューヨーク・トリオ
『ラヴ・ユー・マッドリィ』ニューヨーク・トリオ
『ブルー・トレイン』エリック・リード・トリオ
『スパイラル・サークル』ヘルゲ・リエン・トリオ
『ザ・ニアネス・オブ・ユー』ギド・マヌサルティ・トリオ
『甘き調べ』ロマンティック・ジャズ・トリオ
2 体が揺れる! 永遠の4ビート・ジャズ
『ジャスト・ユー、ジャスト・ミー』
ハリー・アレン・オール・スター・クインテット・フィーチャリング・ スコット・ハミルトン
『ザ・サイドワインダー』ライアン・カイザー
『ドナ・リー』ライアン・カイザー
『スターダスト』ロン・カーター
『バド・シャンク・カルテット』バド・シャンク
3 美女の饗宴 ヴォーカルの世界
『ドリームズヴィル』ステイシー・ケント
『ザ・クール・ヴォイス・オブ・リタ・ライス No. 2 』リタ・ライス
『サムシング・クール』ジューン・クリスティ
『ロンドン・バイ・ナイト』ジュリー・ロンドン
『センチメンタル・スーザン』スーザン・モーン
4 ジャズ大人のたしなみ トロンボーン
『ザ・ファビュラス・スライド・ハンプトン・カルテット』スライド・ハンプトン
『バラッド』ニルス・ラングレン
『ジス・イズ・ティーガーデン』ジャック・ティーガーデン
『ブルー・ルー』ルー・マクガリティ
5 熱情と哀愁のラテン・ジャズ
『トラジェト』ヴィトル・アシス・ブラジル
『サックス・ゴーン・ラテン』ジョージー・オールド
『ニュー・ビート・ボサ・ノヴァ』ズート・シムズ
『ネグロニズ・トリオ/サマータイム』ホセ・ネグロニ
6 滋味あふれる地味系ジャズメンに耽溺
『ミート・ミスター・ゴードン』ボブ・ゴードン
『ザ・ボビー・ハケット・カルテット』ボビー・ハケット
『スリー・ボーンズ・アンド・ア・クイル』ジーン・クイル
『ムーズ』ジョニー・スミス
7 これもジャズ!? 異色盤に宝あり
『ミュージック、マティーニ・アンド・メモリーズ』ジャッキー・グリースン
『ソングス・バイ・ザ・ディニング・シスターズ』ザ・ディニング・シスターズ
『フォー・ヤング・モダンズ・イン・ラヴ』サム・ドナヒュー
あとがき

著者|author

寺島靖国(てらしま・やすくに)
1938年、東京生まれ。吉祥寺でジャズ喫茶「メグ」経営。
ジャズはしかめっ面で聴くな、楽しめ! と本音100%でジャズ論をものす。
『辛口!ジャズノート』『新しいJAZZを聴け!』『丸ごと一冊寺島靖国』など著書多数。
ジャズ喫茶「メグ」ホームページ

担当編集者から

寺島さんとの出会いは(といっても本の上でだから一方的なおつきあいだが)10年前、ぼくが大学生の頃だ。ジャズの入門者で何を聴いたらいいかわからないとき、寺島さんのやわらかくユーモアあふれる文章は何よりの指針だった。彼が奨めるCDのタイトルをすべてメモし、高田馬場の中古レコード屋に入り浸った。以来、彼の本はすべて読み、ジャズを聴き続けてきた。版元に入ったらいつか寺島さんの本をつくりたいと願ってきた。夢がかなったわけだ。
ジャズはとっつきやすい音楽ではないが、好きになったら一生モノ。10年前のぼくのように、この本を手にレコード屋やCDショップを回ってくれたら何よりうれしい。[-内藤-]

 

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