古代文字史料の中心性と周縁性
- 立教大学東アジア地域環境問題研究所 浦野聡・深津行徳編/2006年4月
- 3500円(本体)/A5判上製・380頁
<地方>の木簡や石碑などの遺存記録史料が<中央>の文献史料では得られない歴史を解明。英国、韓国、日本という異文化圏の学者12人による世界に例を見ない研究報告集。
(ISBN 4861100674)
目次|indexs
総論
古代東アジア史料の世界
古代日本史料の世界
ローマ帝国における官僚制と文書
慣習と伝統
古代日本からみた東アジアの漢字文化とメンタリティの多様な成り立ち
東方ギリシア碑文における石の上での「公」「私」の対話
古代世界におけるギリシア人と名前―伝統と革新―
主題と内容
近年出土した中国古代の法律
東アジア辺境軍事施設の経営と統治体制―新羅城山山城木簡を中心に―
古代日本における地方社会と文字
後期ローマ帝国における台帳碑文―その社会的・財政的含意についての若干の考察―
時間的・空間的分布と偏在
木簡はどういう所から出土するか?
西方辺境からの言葉―ウェールズとカーライル出土の書板―
著者|author
李 基東(東国大学)
石上 英一(東京大学)
アラン・K・ボウマン(オックスフォード大学
新川 登亀男(早稲田大学)
チャールズ・V・クロウザー(オックスフォード大学)
エレイヌ・マシューズ(オックスフォード大学)
冨谷 至(京都大学)
李 成市(早稲田大学)
平川 南(国立歴民俗博物館)
浦野 聡(立教大学)
寺崎 保広(奈良大学)
ロジャー・トムリン(オックスフォード大学)