観光地の賞味期限

「暮らしと観光」の文化論

  • 古池嘉和 著/2007年8月
  • 1800円(本体)/四六判並製・212頁

観光まちづくりに不可欠の要素とは? 暮らしの目線で国内外13事例を考察し、観光現象と地域文化の相互作用をとらえる。数々の地域の実践に参加してきた著者による、内発的・持続的な観光地づくりへの提言!
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101205)

目次|indexs

はじめに
00 経済、文化そして観光化という現象について
第1部 国内観光地へのまなざし
01 観光は環境破壊か? 【岐阜県・宮村】
02 ローカル線の旅幻想 【岐阜県・明知鉄道】
03 しなやかさ/したたかさ 【富山県・おわら風の盆】
04 観光地の創造性  【広島県・竹原/島根県・津和野/岐阜県・高山】
05 見え隠れする風景 【広島県・尾道】
06 世界遺産はだれのもの? 【岐阜県・白川村】
07 閉ざされた観光コミュニティ 【滋賀県・長浜】
08 めざすは「産業観光」ではない 【岐阜県・多治見】
09 サッカーはツーリズム・メディアとして有効か? 【新潟県・アルビレックス新潟/群馬県・ザスパ草津】
10 世界遺産を抱える地方都市 【イタリア・ヴェローナ】
11 共同性の源泉 【イタリア・ボローニア】
12 ブランディング 【韓国・春川/釜山】
13 都市空間の魔力 【韓国・清渓川】
おわりに

著者|author

古池嘉和 (こいけ・よしかず)
1959年、名古屋市生まれ。福井県立大学経済・経営学研究科経済研究専攻博士後期課程単位取得満期退学。名古屋学院大学経済学部政策学科教授。特定非営利活動法人「地域再生研究センター」研究部アドバイザー、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」商業活性化アドバイザー。HP(http://yoshikazu.com)

◆お詫びと訂正

『観光地の賞味期限』正誤表
本文中に編集上の不手際で以下のような誤りが生じました。謹んでお詫びし訂正させていただきます。(編集部)
●四八頁 最終行「かつての蚕糸を地場産業としていた頃の姿そのまま」の後、
「に、風俗、建物もまた大正時代のたたずまいを残しています。生活、文化、建造物、」
の一行が脱落。
●五三頁 最終行「観光は、実に危うい現象だ。観光客の存在が必須であるからだ。観光客は、その時々の流行」が、次頁一行目と重複。
●五四頁 最終行「つまり、一方では、地方の生活が自動」の後、
「車中心のライフスタイルとなり、地域の足としての役割が徐々に低下していく。通勤、買物な」
の一行が脱落。

 

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