源信とパウロ

『往生要集』と『書簡』における神秘主義の比較

  • 高見伊三男/2007年9月
  • 3200円(本体)/A5判上製・248頁
  • 装丁:矢萩多聞

仏教とキリスト教における巨人を神秘主義の観点から比較考察することで、両教の対話と発展の新たな可能性をさぐる。仏教、カトリック、そしてプロテスタントのたどるべき道を示す希望の書。
(ISBN 9784861101236)

目次|indexs

第一章 神秘主義の本質
第二章 東西神秘主義における相似と相異
第三章 日本仏教史における『往生要集』の位置
第四章 『往生要集』における念仏と見仏
第五章 『往生要集』における霊性と成仏
第六章 キリスト教史における『パウロ書簡』の位置
第七章 『パウロ書簡』における神秘体験と神秘主義
第八章 『パウロ書簡』における霊性と神の子
第九章 両書の比較
第十章 要約、結論および展望

著者|author

高見伊三男(たかみいさお)
1952年 福井県に生まれる。
1975年 金沢大学哲学科卒業。
1980年 同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了。
2003年 英知大学(現・聖トマス大学)大学院人文科学研究科博士後期課程終了。2006年 宗教文化博士号(英知大学:カトリック)。
主要論文に「仏教とキリスト教の対話―二大世界宗教の比較と展望―」「滝沢克己におけるカール・バルトのキリスト論解釈をめぐって」ほか。
現在:日本基督教団(プロテスタント)大野教会牧師。

 

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