教育亡国を越えて

  • 小野四平/2001年10月
  • 2200円(本体)/四六判・292頁

日本の学校に再生の道はあるか―教育哲学者・林竹二は生前、日本の学校は水俣の海になってしまったと喝破した。林と共に大学改革に身を挺し、学問とは、教育とは、学校とは何かを真摯に問い続けてきた著者が、林の悲願にこたえるため、ひたすら前進することを願った渾身の回答!
(ISBN 492114639X)

目次|indexs

「教師の教師たちの学校」で
子どもが見えなくなってしまった
教師もふりまわされていた
もはや「学校病理」ではない
もう「学校解体」が始まっている
「学校」が喪ってきたもの
「教育大学」は必要なのか
「教育亡国」の淵から
「仕事への愛と生徒への愛とを」

著者|author

小野四平(おの・しへい)
1933年、宮城県生まれ。東北大学文学部中国文学科を卒業。宮城教育大学教授を経て、現在は奥羽大学文学部教授。文学博士。
著書・訳書に『中国近世における短編白話小説の研究』(評論者)、『韓愈と柳宗元 唐代古文研究所説』(汲古書院)、『小百合花園・園丁ノート』(白帝社)など。

担当編集者から

故・林竹二の名著『教育亡国』の衣鉢を継ぐ労作。この国における学校教育の現状と問題点をつぶさに描き、混沌を越え出る方策を模索している。[-三浦-]

 

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