古英語詩を読む

ルーン詩からベーオウルフへ

  • 吉見昭德(著)/2008年1月
  • 4000円(本体)/A5変型判・上製・304頁
  • 装丁:矢萩多聞

「ルーン詩」「マルドンの戦い」「デオール」など、貴重な原典を併載し試訳。言語・歴史の両面から詳細な注釈・論考を加え、ベールにつつまれた古英語詩の世界を現代に蘇らせる。
(ISBN 9784861101359)

目次|indexs

はじめに
Ⅰ 試訳と註釈
第1章 「ルーン詩」
第2章 「九種の薬草のまじない歌」
第3章 「海上の旅人」
第4章 「十字架の夢」
第5章 「マルドンの戦い」
第6章 「デオール」
Ⅱ 論考
第7章 「十字架の夢」―「ベーオウルフ」,「エレーヌ」などとの比較における‘exile’からの蜂起(あるいは超越)―
第8章 「デオール」考―ある吟唱詩人の肖像―
Ⅲ ベーオウルフ
第9章  「ベーオウルフ」におけるグレンデルの意味するもの
第10章 「ベーオウルフ」における異教の世界とその崩壊
第11章 「ハムレット」と「ベーオウルフ」を結ぶもの―ハムレット,アムレス,オネラに関する覚え書き―
おわりに

著者|author

吉見昭德(よしみ・あきのり)
1939年 北海道美唄市生まれ。
1970年3月 明治学院大学大学院文学研究科博士課程(単位取得)満期退学。
1985年9月-1987年1月 オックスフォード大学客員研究員(ペンブルック・コレジに所属)。
明治学院大学文学部名誉教授。中世(前期・後期)英語・英文学専攻。
著訳書
『英語変遷の歴史―音と屈折の変化の軌跡を求めて』(共訳,1982,環翠堂)
『シェイクスピアの四季―三神勲先生喜寿記念論集』(共著,1984,篠崎書林)
British Variety―Selected Readings from Modern British Authors(共編註,1975,南雲堂)
その他,論文,翻訳など多数。

 

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