肖像と個性

立教大学人文叢書3

  • 藤巻明・浦野聡・小嶋菜温子(編著)/2008年2月
  • 2200円(本体)/46判・並製・272頁
  • 装丁:山本美智代

いたるところで映像が氾濫するいま、肖像とは何か、そこに写される個性とは何かを問う。肖像と言説、写実と歪曲、絵画と言葉など「映像の世紀」を考える参照点を示す。文学・美術・歴史の専門家による横断的人文学の試み。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101380)

目次|indexs

・ポートレイト小前史 浦野聡
・ローマ皇帝の書かれたポートレイト バーバラ・レヴィック
・日本中世の肖像とその説話言説をめぐる 小峯和明
・アルブレヒト・デューラーにおけるキリストのまねびと批判的な距離化
―独立型自画像から挿入型自画像へ アンヌ・コルヌルー
・自己のフィギュール―ジャン=ジャック・ルソーと「肖像」 桑瀬章二郎
・トマス・ド・クインシーによる湖畔詩人の肖像―個人の現実と理想像 藤巻明
・肖像画はそれでもなお似顔絵であるべきか? カレン・フォーサイス
・かぐや姫と小野小町―〈美女〉の身体と罪 小嶋菜温子

著者|author

藤巻明・浦野聡・小嶋菜温子

 

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