サステイナブルな社会を目指して

  • 木村武史編著/2008年3月
  • 2381円(本体)/A5判・並製・310頁
  • 装丁:矢萩多聞

地球温暖化などの環境問題が深刻化する現在、サステイナビリティ(持続可能性)を経済・開発、生命・社会、思想・宗教などの観点から多面的に論じることで、新たな文明像を模索する。
(ISBN 9784861101410)

目次|indexs

Ⅰ 経済・開発とサステイナビリティ
第1章  持続可能な社会を展望する〔古沢広祐〕
第2章  持続可能な世界の創造に向けて「壁」を除去する〔近藤エジソン謙二〕
第3章  「開発」と「安全保障」を再考する〔蓮井誠一郎〕
第4章  原子力発電と「公正なサステイナビリティ」〔石山徳子〕
第5章  循環共生社会をどう形成するか〔西俣先子〕
第6章  持続可能性をどのように計測するか〔箕輪真理〕
Ⅱ 生命・社会とサステイナビリティ
第7章  生命科学が描く未来と人間の持続性〔須田英子〕
第8章  遺伝資源の多様性と持続性〔渡邉和男〕
第9章  危機言語とサステイナビリティ〔井出里咲子〕
第10章 連帯とサステイナビリティ〔鎌田遵〕
第11章 ムレイ・ブクチンのソーシャル・エコロジー〔小塩和人〕
第12章 大河とともに生きる〔岩崎真紀〕
第13章 イスラーム社会における経済発展と持続可能性〔柏木健一〕
Ⅲ 思想・宗教とサステイナビリティ
第14章 日本の宗教的思考が二一世紀に貢献するもの〔カール・ベッカー〕
第15章 仏教のものの見方に学ぶ千年持続学〔佐久間秀範〕
第16章 地球環境問題を前にした暴力抑制機能としての宗教の役割〔塩尻和子〕
第17章 持続可能な世界とディープ・エコロジー思想〔棚次正和〕
第18章 ボトム・アップのサステイナビリティ探求〔木村武史〕

編者|editor

木村武史(きむらたけし)
1962年生まれ
筑波大学院人文社会科学研究科准教授
専攻は宗教学、サステイナビリティ研究
主要論文に、
「儀礼」(田中雅一・川橋範子編『ジェンダーで学ぶ宗教学』世界思想社2007)
「ネイティブの諸結社―ホデノショニ連邦」(綾部恒雄監修・編『クラブが創った国アメリカ結社の世界史5』 山川出版社2005)
など

 

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