学問の暴力

アイヌ墓地はなぜあばかれたか

  • 植木哲也/2008年6月
  • 2381円(本体)/四六判・上製・260頁
  • 装丁:矢萩多聞

江戸末期に犯罪として裁かれたアイヌ墓地発掘は明治期、「学術調査」の名の下に公認され権威づけられるようになる…。事例を丹念に追い、知はいかにして権力性と暴力性を帯びるのかを探る。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101526)

目次|indexs

第一章 幕末の事件
第二章 明治と大正の発掘旅行
第三章 昭和の学術調査
第四章 「人為的」損傷の研究
第五章 発掘の論理と倫理
第六章 知の力

著者|author

植木哲也(うえき・てつや)
1956年生まれ。
苫小牧駒澤大学教授。
哲学、科学技術社会論、比較文化論などの講義を担当している。
おもな論文に「開かれた哲学が排除するもの」、「それぞれの知」、訳書にファイヤアーベント『理性よ、さらば』、マッギン『ウィトゲンシュタインの言語論』(共訳)など。

 

この本を注文する

Amazonで注文する e-honで注文する 楽天ブックスで注文する