世間師・宮本常一の仕事
- 斎藤卓志/2008年8月
- 3200円(本体)/四六判・上製・358頁
- 装丁:矢萩多聞
どのようにささやかな人生でも、それぞれがみずからのいのちを精一ぱい生きるものはやはりすばらしいことである。〔宮本常一〕
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101564)
目次|indexs
奥三河の灯─愛知県北設楽郡名倉村/出発は郵便局員/生涯の師・柳田国男/渋沢敬三の学問/終戦前後/対馬調査/離島のために/編集者と出会う/岡本・深沢・宮本の対談/ひとり芝居「土佐源氏」/豊かな国の民俗学/滞在地「東京・府中」/タネを播く/周防大島に帰る/旅駆けた常一
著者|author
斎藤卓志(さいとう・たくし)
1948年愛知県生まれ。民俗研究者。中京大学法学部法律学科卒業、佛教大学文学部史学科(通信)卒業。民間会社に勤務の後、安城市歴史博物館学芸員、市史編纂室長などを経て、現在、安城市教育委員会文化財課長(安城市歴史博物館)。
著書に『刺青墨譜 なぜ刺青と生きるか』(春風社)、『刺青 TATTOO』(岩田書院)、『稲作灌漑の伝承』(堺屋図書)。編著に『葬送儀礼と祖先霊』(光出版)、『職人ひとつばなし』(岩田書院)。その他、『愛知県史』『安城市史』『多度町史』など分担執筆。