Social Development, Culture, and Participation

Toward theorizing endogenous development in Tanzania

  • 阪本公美子/2009年2月
  • 6476円(本体)/A5判・並製・550頁
  • 装丁:矢萩多聞

1961年の独立以来、自国の開発に試行錯誤してきたタンザニア。経済指標のみに着目した開発観を改め、フィールドワークで得た市民の声と自然・文化の多角的分析を基に内発的発展のあり方を探る。西川潤氏絶賛!(本文英語)
(ISBN 9784861101748)

目次|indexs

Introduction: Social development, culture, and participation
Part I Development and Culture Reconsidered in Tanzania
Chapter 1 Re-conceptualizing ‘Development’ and the Role of ‘Culture’
Chapter 2 Creation and Diversities of ‘Culture’ in Tanzania
Part II Social Development with Endogenous Perspective in Tanzania
Chapter 3 Tanzania’s Policies Re-examined: Endogenous perspectives and impacts on social development
Chapter 4 Participation in Development and Culture: From the diverse agencies in Lindi Region
Summary and Conclusions: Toward theorizing endogenous development

  • 推薦のことば
    アフリカやアジアの多くの社会で、人びとは伝統的文化や生活を守りながらも、現代社会のもたらす急激な変化と向き合っている。 著者は国連職員としてタンザニアの現場で働くなかで、地元の文化と調和した社会開発とはどういうものでなければならないかを、深く考えさせられた。この疑問から発して、本書は外部からもたらされる開発に人びとはいかに主体的に参加し得るかを分析している。従来の社会開発の理論を、豊富なデータに基いて、文化を重視する内発的発展の立場から再構成した画期的な力作である。 南の社会、開発問題を自分の眼で見直したい人たちに広く薦めたい。〔西川潤〕

著者|author

阪本公美子(さかもと・くみこ)
宇都宮大学国際学部准教授。
京都生まれ。
東京外国語大学卒業、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院アジア太平洋研究科博士課程修了。
ユニセフ及びUNDP タンザニア事務所勤務、早稲田大学助手、宇都宮大学講師を経て現職。
著書(共著)に『社会科学を再構築する』(明石書店)、『混迷する国際社会と共生へのビジョン』(宇都宮大学国際学部)、『社会開発』(有斐閣)など。

 

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