ルーン文字の探究
- ラルフ W. V. エリオット(著)/吉見昭德(訳)/2009年5月
- 4286円(本体)/A5変型判・上製・260頁
- 装丁:矢萩多聞
スカンジナビアを経由し,装飾性・呪術性を帯びながら魅力を放ちつづけるルーン文字の華麗な世界をたどる。イギリス諸島で発見されたルーン文字碑文を読み解き,古英語時代のアングロ・サクソン文学との関連性をあきらかにする本格的入門書。
(ISBN 9784861101830)
目次│indexes
第1章 ルーン文字の起源
第2章 共通ゲルマン・フザルク
第3章 スカンジナビアのルーン文字
第4章 イギリス諸島のルーン文字書体
第5章 ルーン文字の名称
第6章 ルーン文字の用途
第7章 英語のルーン文字碑文
著者│author
ラルフ W. V. エリオット(Ralph W. V. Elliott)
1921年 ベルリン生まれ。
セント・アンドリューズ大学修士課程修了。
オーストラリア国立大学名誉教授。
著書
Runes: An Introduction(1959, Manchester University Press and Philosophical Library, New York; 1989, 2nd edition, Manchester University Press and St. Martin’s Press, New York)
Chaucer’s English(1974, André Deutsch, London, and Academic Press, New York)
The Gawain Country. Essays on the Topography of Middle English Alliterative Poetry(1984, University of Leeds)
Thomas Hardy’s English(1984, Blackwell, Oxford)
など多数。
訳者│translator
吉見昭德(よしみ・あきのり)
1939年 北海道美唄市生まれ。
1970年3月 明治学院大学大学院文学研究科博士課程(単位取得)満期退学。
1985年9月-1987年1月 オックスフォード大学客員研究員(ペンブルック・コレジに所属)。
中世(前期・後期)英語・英文学専攻。
明治学院大学文学部名誉教授。
著訳書
『古英語詩を読む―ルーン詩からベーオウルフへ』(単著,2008,春風社)
『シェイクスピアの四季―三神勲先生喜寿記念論集』(共著,1984,篠崎書林)
『英語変遷の歴史―音と屈折の変化の軌跡を求めて』(共訳,1982,環翠堂)
British Variety―Selected Readings from Modern British Authors(共編註,1975,南雲堂)
その他,論文,翻訳など多数。