深読み映画論

『暗い日曜日』の記憶

  • 大野真(著)/2009年10月
  • 1905円(本体)/四六判・並製・286頁
  • 装丁:矢萩多聞

映画の魅力、それはディテールを味わい尽くすことにある。5つの作品をこれまでにない視角から読み解き、新たな感動をもたらす濃密な作品論集!
(ISBN 9784861101984)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

I
自転車を駆る女、あるいは聖なる娼婦―映画『暗い日曜日』を「読む」(一)
洪水の前に地上を去る者への哀歌―映画『暗い日曜日』を「読む」(二)
洪水の後に流れる曲は―映画『暗い日曜日』を「読む」(三)

II
掌の上に至福あり―宮崎駿『ハウルの動く城』解読
風景の詩学―新海誠『秒速5センチメートル』解読

III
出会いのエロス、邂逅の不可思議―『ベルリン・天使の詩』とホフマンスタール
距離の詩学―M・ナイト・シャマラン『シックス・センス』を巡って

著者│author

大野真(おおの・まこと)
1951年、埼玉県浦和市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学専攻。主にH・v・ホフマンスタール作品の研究に従事。論文「異類の潜む場所―ホフマンスタール初期作品における三つの迷宮」(1986年)で、第27回ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞。堀内美江氏との共著に『オペラ「薔薇の騎士」誕生の秘密―R・シュトラウス/ホフマンスタール往復書簡集』(河出書房新社、1999年)がある。現在大妻女子大学文学部教授として「映像論」「ドイツ文化」等の授業を受け持つ。

 

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