サルトルとマルクスⅠ

見えない『他者』の支配の陰で

  • 北見秀司/2010年3月
  • 3333円(本体)/四六判・上製・400頁

フーコー、ドゥルーズ、デリダ、ネグリの後に、だれも知らないサルトルが姿を現す。後期マルクスの疎外論が、新たな命を吹き込まれる。真の民主主義と自由の実現をもくろむプレカリアート時代の思想の挑戦。
(ISBN 9784861102134)
日本図書館協会選定図書

目次│contents

第1部 「他」と「多」と「差異」の哲学
第1章 ポスト構造主義の射程と限界
第2章 前期サルトル「他」と「多」と「差異」の哲学へ
第2部 見えない『他者』と複数の自律
第1章 マルクス 物神性論のはらむ困難

著者│author

北見秀司(きたみ・しゅうじ)
1960年生まれ。
1996年パリ第10大学(ナンテール)哲学科博士課程修了。
現在、津田塾大学国際関係学科准教授。
2008年4月より1年間パリ・ソルボンヌ大学(パリ第4大学)外国人研究員。

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