インカ帝国の成立

先スペイン期アンデスの社会動態と構造

  • 渡部森哉/2010年3月
  • 7619円(本体)/A5判・上製・504頁
  • 装丁:糟谷一穂

なぜインカ帝国は広大な地域を急速に支配できたのか? インカ王権の構造を紀元前まで遡って抽出。アンデス諸社会の興亡を新たなモデルによりダイナミックに描き出す。
(ISBN 9784861102059)

目次│indexs

序章
第I部 社会動態
第一章 クイスマンク王国とは?―歴史史料からみるカハマルカ地方
第二章 サンタ・デリア遺跡の発掘―考古資料からみるカハマルカ地方
第三章 タンタリカ遺跡の発掘―インカの到来
第四章 インカ期の社会動態

第II部 構造
第五章 クントゥル・ワシ―「構造」の生成
第六章 ティワナク―変換
第七章 インカ王権の構造
第八章 アンデスの構造―四面体モデルの提唱
終章 先スペイン期アンデスにおける社会動態と構造

著者│author

渡部森哉(わたなべ・しんや)
1973年3月福島県会津地方に生まれる。専門はアンデス考古学、文化人類学。1995年から毎年ペルーで調査を続けている。
東京大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。南山大学人文学部専任講師を経て、現在、南山大学人文学部准教授。

 

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