やわらかな開発と組織学習―ニジェールの現場から

  • 関谷雄一/2010年4月
  • 4571円(本体)/A5判・上製・386頁
  • 装丁:矢萩多聞

砂漠の緑化活動を生活改善と融合させることで根づかせた青年海外協力隊。その成功の背景には、文化を異にする日本人とニジェール人の葛藤を超える創発的な戦略形成があった。開発援助のプロセスを組織学習と認知科学の視点から分析し、ボランティア組織のあるべき姿を探求する。
(ISBN 9784861102080)

目次│indexes

第1章 共通の目的意識を求めて
第2章 ボランティア組織の学習過程
第3章 主役と脇役
第4章 カレゴロプロジェクトの過程と障壁
第5章 カレゴロプロジェクトにおける組織学習のプロセス
第6章 認知科学的学習理論による組織学習の分析
第7章 結論

著者│author

関谷雄一(せきや・ゆういち)
1969年 兵庫県に生まれる。
1993年 東京大学教養学部教養学科卒業。
青山学院女子短期大学准教授を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授。学術博士。

主要論文
「第14章 開発のための新たなプログラム」山下晋司・福島真人(編)『現代人類学のプラクシス』有斐閣, pp.221-234, 2005年
「社会開発目標と人類学の視座」『文化人類学研究』第8巻, pp.1-22, 2007 年

 

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