保守のヒント
- 中島岳志/2010年6月
- 1800円(本体)/四六判・並製・280頁
- 装丁:矢萩多聞
混迷の日本をどう捉えればいいのか。保守と右翼の違い、マニフェスト選挙の問題点など、気鋭の学者が近代日本史をふまえつつ論じる。宮台真司氏とのロング対談を収録。自民党へのエール、熱狂しやすい「世論」への批判、ほか現状への刺激的な挑発!
(ISBN 9784861102271)
日本図書館協会選定図書
目次│contents
第1部 保守と右翼
保守思想を問い直す
日本右翼再考 ―その思想と系譜をめぐって
「右」の論理 : 宮台真司×中島岳志
第2部 近代日本を見つめ直す
アジア主義とは何だったのか
平等と幸福を探求した昭和維新
日本のナショナリズムの源流を探る
小林秀雄と伝統への意思
第3部 現代日本のナショナリズム
若者の「自分探し」と平成ネオ・ナショナリズム
小沢の考えを忖度するな!
著者│author
中島岳志(なかじま・たけし)
1975年生まれ。北海道大学准教授。『中村屋のボース』(白水社)で大佛次郎論壇賞受賞。他に『ナショナリズムと宗教』(春風社)、『ガンディーからの“問い”』(NHK出版)など。