長塚節 『土』
鈴木大拙から読む
- 安田速正/2011年3月
- 2200円(本体)/四六判並製・424頁
- 装丁:難波園子
漱石も絶賛した近代日本文学の異端児、長塚節の宗教性に迫る! 土にまみれて生きた『土』の作者・長塚節は、どうして清冽高雅な歌集『鍼の如く』をものしたのか。ゆかりの地を訪ね、作家の内面に宗教の観点から迫る。
(ISBN 9784861102523)
目次|indexs
序章 漱石の序文「『土』に就いて」
第1章 『土』の読み方
第2章 『土』試論
第3章 『日本的霊性』試論
第4章 文学の中の霊性
第5章 『土』をめぐる人々
第6章 創唱宗教から読む『土』
第7章 『隣室の客』罪と罰
第8章 青島 新生涯の歌
終章 長塚節の復活
著者|author
安田速正(やすだ・そくしょう)
石川県金沢市生れ。金沢市在住。
石川県立松任農業高校農業科卒業。農業従事。
著書に『大地の歌 長塚節・芦田高子』(平成13年、能登印刷出版部)、『長塚節「鍼の如く」』(平成16年、ながらみ書房)。
「新歌人」同人。「長塚節研究会」会員。