ドアの映画史

細部からの見方、技法のリテラシー

  • 吉田眸/2011年4月
  • 1800円(本体)/四六判並製・278頁
  • 装丁:後藤葉子

ドアは内開きか、外開きか? 気づかないほどさりげない細部の演出や技法に、映画を読み解く鍵がある。成瀬巳喜男、黒澤明、小津安二郎、ヒッチコック、ヴェンダース、キアロスタミ…。ストーリー中心主義を超え、映画の魔法に迫る。
(ISBN 9784861102646)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

第1章 扉と映画、映画への扉
第2章 追いかけ映画を追いかける
第3章 表情の奥、映画の顔
第4章 眼の力(あるいは無力)、視線で繋ぐ映画
第5章 新たに「語る」ための長回し
第6章 パノラマ空間と映画時間
第7章 パンの衝撃、衝撃的な覗き
第8章 映像と音の不自然な関係
第9章 階段の映画、映画への階段
第10章 映画の内/外
第11章 映画と媒介
第12章 「映画化」の失敗、外部の視線
第13章 鏡を破砕する
第14章 見せることは隠すことである
第15章 探す映画は探される

著者|author

吉田眸(よしだ・ひとみ)
大阪外国語大学大学院修士課程ドイツ語科修了。
現在京都産業大学文化学部国際文化学科教授。
主な論文は、「カフカと映画」、「1930年代の成瀬巳喜男」など。

 

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