ヒトから人へ

“一人前”への民俗学

  • 佐野賢治(著)/2011年8月
  • 2381円(本体)/四六判並製・224頁
  • 装丁:長田年伸

ヒトが人になるためには幾つもの越えなければならない節目がある。そこに民俗の知恵が籠められている。産育儀礼に見るいのちの受け渡し。
(ISBN 9784861102813)
日本図書館協会選定図書
●「神奈川新聞」(10月9日)に紹介されました。

目次|indexs

人とは/子供はどこから/天菩薩/仮親/義理と人情/福子・福助/胞衣/まなざし/犬卒塔婆/嬰児籠/一姫二太郎/名付け/産屋/尻餅/七五三/チャンバラ/児やらい/隠れ鬼/こけし/子守唄/疱瘡神/山びこ学校/七つ前は神のうち/十三七つ/御行屋/ユースホステル/お年玉/十三参り/入れ墨/お歯黒/山の郵便配達/勉強/しつけ/勤工倹学/徴兵検査/若者たち/森の学校/新羅花郎/世代/東巴文字/おねしょ人形/山姥/ふるさと/暦/鰻の道/青年と学問/三丁目の夕日/人生の階段/人を育む農/人と家畜/人に成る/常民

著者|author

佐野賢治(さの・けんじ)
1950年寅年、静岡県生まれ。筑波大学大学院歴史人類学研究科修了後、愛知大学・筑波大学教員を経て、現在、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授、日本常民文化研究所所長、国際常民文化研究機構運営委員長。編著書に『虚空蔵菩薩信仰の研究』、『星の信仰』、『現代民俗学入門』『西南中国納西族・彝族の民俗文化』など。比較民俗研究会を主宰するほか日本民具学会長、野外文化教育学会副会長などを務め、地域振興、野外文化教育活動の実践に取り組む。文学博士。

 

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