貧困をどのように捉えるか

H・ガンズの貧困論

  • 西村貴直(著)/2013年2月
  • 3333円(本体)/四六型判上製360頁
  • 装丁:矢萩多聞

「自助努力」「自己責任」の欺瞞を暴く! 富裕層の生活水準は貧困層の存在を前提として維持されているという貧困の「積極的機能」に着目し、あるべき福祉政策の方向性を模索する。
(ISBN 9784861103438)

目次│indexs

序章 研究の背景と目的
第1章 H・ガンズの人物像
第2章 貧困研究の出発点―ウエストエンドのフィールドワーク
第3章 貧困問題とは何か
第4章 「貧困の文化」をめぐる考察
第5章 なぜ貧困の根絶が困難なのか―貧困の「積極的」機能について
第6章 “アンダークラス”をめぐる諸問題―貧困者へのネガティブなラベリング
終章 貧困をどのように論じるか

著者│author

西村貴直(にしむら・たかなお)
1976年生まれ。
東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士課程修了。
現在、関東学院大学文学部現代社会学科准教授。
共著書に、『低所得者に対する支援と生活保護制度』(弘文堂2009)、『社会政策の視点―現代社会と福祉を考える』(法律文化社2011)がある。

 

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