カフェの女主人

  • レイモン・ジャン(著)/桑原隆行(訳)/2013年3月
  • 2200円(本体)/四六判上製294頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

「あなたとセックスさせてくれたら、10万フランお支払いします」。怪しげな手紙がカフェの美人おかみの元に届き、静かな村は騒動に巻き込まれる。ぴりりとひねりの効いたオトナのフランス小説。
(ISBN 9784861103568)
日本図書館協会選定図書

 

著者|auteur

レイモン・ジャン(Raymond Jean)
1925年マルセイユ生まれのフランスの作家。長きに亘りエクス=アン=プロヴァンス大学教授として教鞭を執る傍ら、国外の大学、特に中国、アメ リカ、ロシアの大学で客員教授として教え続けた。多数の著作があるが、中でも『読書する女』(1986年)はミシェル・ドヴィルによって映画化(1988 年)されて以降、爆発的にヒットした。彼の作品を特徴づけるのは常識と偏執、日常と幻想、地域性、エロチシズム、混乱と修復、不意打ち、虚構の中の虚構、文学偏愛、具体性と曖昧さ、快楽肯定と衒学趣味等々である。『カフェの女主人』は1996年の作品。2012年4月3日、ヴァークリューズ県ガルガスにて没。享年86。

訳者|traducteur

桑原隆行(くわはら・りゅうこう)
福岡大学人文学部フランス語学科教授。
1952年岩手県北上市生まれ。茨城大学人文学部卒業、東北大学大学院文学研究科満期退学。著書に『フェティシズムの箱』(大学教育出版)、訳書にテオフィル・ゴーチエ『スペイン紀行』(法政大学出版局)、パトリス・ルコント『ショートカットの女たち』『リヴァ・ベラ』(春風社)がある。

 

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